りブロ

-りずのブログ、略してりブロ。-
旧記事:大逆転裁判2プレイ記録(まとめ)
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その1

発売日当日にゲットだぜ!
どうも通常の逆裁6が合わなかった(というか、御霊の託宣システムがややこしかった)ので、ずっとこっちの続編を待ってました。
こんな時間帯にこのブログ見てる逆裁プレイヤーはいないよね?
一応改行でネタバレ。


・事前情報でなるほどくん(龍ノ介)のイトコが出るとは聞いていたけど!そういうことだったのか!かわいい子だななんて思ってたら、可愛くて当たり前じゃないか。まさか公式でそれをやってくださるとは!
・しょっぱなからの被害者のシルエット、これ見ただけで前作プレイした人には誰だかピンとくるでしょ!そんくらいシルエットって大事なんですね。坊や呼ばわりしていた彼女が、まさかこうなるとは。
・すさとちゃん、帰国してからこんなことに巻き込まれるとは災難だなぁ。でも亜双義のことを想い出してくれるのは嬉しいv回想でも、イケメン分は欲しいのです。
・最初の被告人は、あのノリはてっきりここでも百合か!なんて思ったけど、その状況じゃしょうがないね。うん、しょうがないよ。だって凛々しい美少年だもん、どう見ても。
・漱石さん、ロンドンで犯人扱いされるんじゃないの?なのに一話から登場とか、なるほどくんより出番多いんじゃないの?しかし出世したなぁ。前作じゃ、ひたすら疑われる犯人扱いだったのに。
・刑事と聞いて、来るんじゃないかと思ってたよ、吐血刑事。カンペキっていってるわりには穴が多いんだよね、この人。
・しかしまた、奇怪な状況で殺されたものだ。この時代の水着ってこうだよね。なんというか、時代がかったロマンもいいんだけど、デザインがなぁ…。
・そして新たな承認を呼ぶということでいったん休廷。新聞記者って、はみがきさん思い出すな。

(ここまで、プレイして、いったん中断)

続き

・証言が今回は矛盾も簡単に見つかるけど、万年筆がひたすら気になる。
・すさとさんさ、正直、なるほどくんより弁護士に向いてるんじゃないの?ピンチの時が少ない気がする。父上のおかげかもしれないけど。
・どうにかよしずの後ろから刺したことを証明…って、刺したこと自体は無問題?そんなんありか!
・やっとでてきた毒の話。ここからはノーミス。やっぱり万年筆か。
・W乙女の投げ技、かっこいい!女の子が投げ技遣うっていいよね!これで亜双義が生きていたら、武道派弁護士コンビになっていたというのに…!なんというイケメンの無駄遣い!
・裁判長とすさと父、知り合いなのかよ!しかもやけに親しそう。更に娘にも秘密とは…続編フラグですか?
・漱石さんは今回も事件に巻き込まれるんですよね、わかっています。事前情報でね。倫敦万博だったっけ?この人もついてないひとだ!
・ラストのすさとさんモノローグ、あれは倫敦あての手紙だったのね。キリのいいところで次の話。

以下、未プレイです。

とにかく、亜双義分が不足してるんですが、どうにかなりませんかね?
次から回想で登場するのを期待するしかないか…あぁ、寂しい。
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その2

はいはい、二話ネタバレですよ。
こんな時間にこのブログ見てる方も、そもそもこの記事自体すぐに流れるだろうけども、一応改行。
日替わりお題小話がお目当ての方はカテゴリーよりどうぞ。
以下、ネタバレにつき改行


・すさとさんが日本に帰国したし、どうするのかと思ったらそう来ましたか。というか「二つ目の事件なんてあったっけ?」と思っていたのに、こんな事件が!後付けとは言わない。
・ホームズさんの頓珍漢な推理は聞いてて飽きないな。いや、せっけんを食べるわけないじゃんか。その点からしておかしいって思おうよ(笑)。
・どうも今回の証拠品が地味だなぁ。しょうがないけどさ。
・探偵パートではこれと言って記憶に残るのはないな。論理と推理の実験劇場は楽しかったけど。試しにわざと間違えたりね。

・法廷パート、陪審員が出てくるあたりからが本番です(私的に)。見覚えのある顔が多いなと思っていたら、話はどうでも良さそうな方向へ。瓦斯がどうしたって?
・あのせっけんがここまで重要になるとは…。たしかに出てきた時から怪しかったけどさ、まさかこんなことに使われてるとは思わないでしょ。
・バンジークス興まであまりのくだらなさに言葉を失っておられます。
・そして審議されていない、本当に毒が入っていたのかということについての審議は次回へ持ち越し。

※ここで夕食につき中断。以下続き。

・探偵パートにて、また胡散臭いものを開発したホームズさん。原作でも化学実験好きだしね。でも指の痕跡ってあんた…かなり使い道が限定されますね。
・やっぱり胡散臭かった、不自然な床板の下からなんか発見。この写真の青年はビリジアンさんの病室にあった人じゃないか。一気に怪しくなってきた。
・漱石氏から散々聞かされる呪いの話。うん、そこまで行くと呪いとしか思えないのもわかるよ。

・法廷パートの尋問、詐欺師がなんかうっとおしいな!いちいち引用しないと喋れないんかい!
・今回は評決速いなあ。そんなに急がなくてもいいじゃないかぁ。でも今回は社長夫人は黒なんですね。
・また瓦斯が話題に。うん、今回の事件にはだいぶ重要らしいね。
・あのうさん臭い奴は殺すつもりだったわけですね、漱石さんを。でもその前に命を狙われていたわけですが。犯人はやっぱりグリーンさんか。やっぱり恋人関係の恨みかな?


たぶんこの話は次回の法廷パートで完結だと思いますが、キリのいいところで電池が切れそうなので中断。
…それで、この事件のどこにすさとさんの父上は思うところがあったんだろうか?現時点では見当もつかないな。
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その3

まさかこんな時間にこのブログを見てる方はおるまい!
起きてたとしてもここは見ないだろう、たぶん。
そんなわけで二話ラストまでネタバレです。


法廷パート続き(ラスト)
・ビリジアンさん、やっぱりあの瓶の中身はストリキリーネだったのね。ねずみも死んでたしね。
・名前からして犯罪者っぽいけど、本当にそうだったとはね。このペテン師が!
・病室の「調べる」コマンドで大体関係は察してたけど、調べなくても話は進んだのかな?そりゃ、恋人を殺されちゃ、怨むよね。
・あのカード、てっきり同じものが二つあった的な反論が来るかと思ったらそうでもなかった。というかビスケットのくずがメニューってどうなの?しかもそれが高級とかさ。アンダークラスなの?
・探し出す方法、で随分間違えた!そうだ、すっかり忘れてたよ科学捜査。
・そんなわけで三十分で見つけると言っていた名探偵さんは、結局「一日」で見つけてくれました。
・あの首輪って、前作のパスカヴィル家の犬の元ネタかな?時系列的にはすさとさんが帰国する前だし、そうだよね?
・次回は倫敦万博か。ジーナちゃんが助手になるのかな?見習い刑事待ってました!
・…ところでイケメン分(亜双義成分)、少なくないですか?親友なんだよね?もっと思い出してくれよ!
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その4

第三話まで来ましたよ!
これまでのは前哨戦といった感じで、あっさりした事件でしたが、ここからが本番っぽいです。
簡単な感想もネタバレですし、この時間帯だと普通にこのブログをご覧の方もいらっしゃるかもしれないので、改行しときます。
まぁ、すぐにネタバレ下げ用の記事を適当に書くつもりでいるんですけどね。


・最初の探偵パート、色々調べてたら三時間もかかったという。万博会場の調べていないところがわからなくて、かなり時間食ったなぁ。上方向を調べられることに気づかなかった。
・バンジークス卿って貴族だったの?なんか高そうな服着てるなぁとか思ってたけど、それは主席判事さんもそうだし、御剣や冥ちゃんといい、検事ってエレガントな服を着るのが伝統だと思ってた。
・襲撃されちゃうとか、検事災難。お付きの仮面の男になるほどくんは何か心当たりがあるみたいだけど、もしかして亜双義だったりしませんか?つい期待しちゃうんですが。でも死者が生き返るってのはいくら何でもないよね。レイトンの時もトリックだったし。
・ジーナちゃんが警部とか普通に信じちゃったけど、自称なのね。そりゃそうか、いきなりなれるわけないしね。てっきり一緒に来てくれるのかと思ったのに見張りかよ、ちぇ!
・蝋人形の館は好きvああいう胡散臭いというか、おどろおどろしいところって好き。マダムって金髪ロングの三つ編みとか、いいですねvでも型は取られたくないな。
・というかホームズたちの生活ってそんなにひっ迫してたの!そりゃ保護者としちゃ頑張って稼がなきゃね。でも500は吹っ掛け過ぎだと思うんだ。それに対しての記念撮影料金は良心的ですね。
・でた!いつもの滅茶苦茶推理!蝋人形を人間に間違えたり、人間を蝋人形に間違えたり、相変わらず愉快な人だ。なんというか「迷」探偵だなぁ。マダムの煮えたぎった鍋の中身が恐ろしい。
・そして明かされるバンジークス卿の事件の正体。あの肖像画は兄だったのかな?雰囲気は似てるんだけど。シャーロックといい、検事の方のバンジークス卿といい、やはり活躍するのは「弟」なわけですね?兄が活躍するパターンもそろそろみたいな。
・旧友との会話の中だと、案外普通なバンジークス卿。昔の性格とか聞いた見たけど、全然今と結びつかないんですが。まだ御剣の方が意外でもなかったよ。英国に名を残す犯罪者ってどんな感じだったんだろう?そしてお兄さんとの思い出の回想はあるのか?個人的にはショタバンジークス兄弟希望です(ぼそり)
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その5

まさかこの時間にこのブログを見ている方は(ry
ちまちま進めてます、逆裁。
現在
三話の最初の法廷パートクリアしました。
そこの感想です。ネタバレにつき、一応改行。


・ベンジャミンさんとバンジークス卿のやり取りに友情を感じる。こんな感じなんだね。それにしてもベンジャミンさんの決意は固い。
・今回はやけに登場人物多いな。大逆転裁判は前作からこうだったかな?
・レストレード『警部』の証言に割り込んでくる少年。名前長すぎるよね。そりゃなるほどくんだって略したくなるよね。
・気球が一体何の関係があるのかと思っていたら、思わぬところでクロスボウと関係があったとは。てっきりあれ、凶器だと思ってたら。だったらドライバーは違うよね?
・今回の法廷パートでは陪審はなし。なかったらなかったで、寂しいものですね。
・ドビンボーさんとバロックと言い合う仲のバンジークス卿が微笑ましい。昔は明るかった(?)らしいし、妄想が滾るなあ。(色んな意味で)
・で、すさとさんと再会。うん、というか一話から出てたから、あまり不在って感じがしない。でもおかえりすさとさん!
・今回は短めの法廷パートでしたね。次は探偵か。機会を作った人の特徴を聞いて、マダム・ローザイクのことかと思った。


次からはたぶん、すさとさんと調査だ!
楽しみだなぁv
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その6

第三話、法廷その3か4までのネタバレです。
まさかこんな時間にこのブログを(ry
一応改行しときます。
すぐに新しい記事を書くんだけどね。

・すさとさんと一緒に調査!懐かしいとはあまり思わないのは、これまでずっと出てたからだろうなぁ。
・亜双義の死に疑問の声、でもすさとさんは死んだものと思ってる…乙女心ですね。
・そして前作からの謎だった、パスカビル家の犬のことを知っていた理由判明。これ、もう法廷パートまでいった後だからのコメントだけど、知ってて当然だね。いや、はっきり言われたわけじゃないけど、ここまでの情報を総合するとそうなるじゃないか。
・そして従者と会うすさとさん。やはり感じるものがあるんですね。亜双義かもん!
・ジーナちゃんもすっかり刑事に馴染んでるね。って、この話からだけど!って、巴里ですか。また急な…。でもそれはないよね、ストーリー展開上(そういうこと言わない)。
・警察犬さっそく大活躍!でも時間はかかるのね。
・蝋人形の話とか、色々興味深い事実判明。なるほど、真犯人(仮)はかつての事件の目撃者だったわけですか。というか、写真になにを収めたのかが気になるんですが。
・法医学きました!なんか怪しげな娘さん?いるんですが、子持ちですか?あまり話せなかったな…。
・いよいよ工房見学。ここで論理と推理劇場が始まった。っていうか、色々ムリのある重力説ですね。私はてっきり部屋全体が逆になってたのかと思ったら、そんなオチか。まぁそんなもんだ。というかなるほどくん強運だね。
・きんこに収まるサイズのスリムで羨ましく存じます(本音)。


以下、法廷パート

・従者ぁ!あの太刀筋、どう考えてもあの日本男児としか思えないんですが!しかも記憶喪失だと?ベタだけど、ホントにベタだけど、亜双義が検事になるのかな?「御剣」と「亜双義」ってどことなく似てるし、愛刀は「狩魔」だし、亜双義って御剣のご先祖様なんじゃないの?後付け設定だろうがそう思うとたまらなく萌えるんですが。
・そして亜双義…もとい従者に剣でワインを開けさせるバンジークス卿。そんな真似ができるのも亜双義でしょ?この話の「亡霊」って二つの意味だったのかな?
・ぶっちゃけ、今回の依頼人どうこうよりも、亜双義再登場とバンジークス卿の過去の方に興味があるよ。っていうかそっちばっかりしか興味ないよ!
・技術者のことはどうでもいい。とにかく上記ふたつが気になる。
・そして大体の予想通り、手品の種は蝋人形でした。だと思ったんだよね。てっきりマダムが共犯だと思ったのに(だって、彼女の蝋人形ってすべてコピーできるんでしょ?じゃあ指紋も出来そうじゃないか)…一応疑ってたけど、メインメンバーだろうし、違うと思ったら…
・そこで陪審が横やりを入れてきたので最終弁論。ここで、意外な事実発覚。法医学の専門家、まさかの旧姓登場。正直どこに出てきた名前だっけ?って思いました。法廷記録はチェックしてるのに見落とした。
・次の証人はマダムか…。そろそろバンジークス卿の兄君さまの情報が来るか?しかし残念、続きは夜行バスの中で眼が覚めたらにしよう。色々準備もあるし。亜双義が顔だしした時に中断は悲しすぎるからね。


さしあたっての総評:とりあえず亜双義が90パー位の確率で再登場フラグが立ってるのが大変嬉しい。そして最高権力者の命令ということは、検事側につくわけですね?…やった!これからは法廷パートの度にイケメンが拝めるぜ!
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その7

田舎にいる時にクリアしました!
いやいや、色々と妄想が膨らみますね。
以下、ネタバレです。
でもまさかこんな時間に(ry

・やっぱり従者は亜双義でした!というか、あの仮面とのミスマッチぶりは思わず笑ってしまった。せっかくパッケージにも大きく描かれてるのに、仮面で台無しじゃないか!なんというイケメンの無駄遣い!父上って叫んだ時の亜双義のショックがたまらないですね。苦悩するイケメンやよし!
・亜双義は学ランの方が好みだけど、現在の白い恰好もいいです。あ、四話の話です。バンジークスさん、容疑かけられちゃいましたね。兄上のお話まだかな?(しらじらしい)でも死なないだけましですよ。グレグソン刑事は思い返せば死亡フラグが立っていたのかもしれない。ほら、「この事件が終わったら、ジーナを連れて巴里に行く」的なこと言ってたし。それそのまんま、「俺○○したら、××するんだ」的台詞じゃないですか。
・亜双義の白服も慣れればいいと思えますが、やはり学ランの魅力には敵わんね。なんといっても、学ランは学生限定という感じがしていいのです。スーツ好きはブレザー萌えかもしれませんが、学ランの最大の魅力は、学生限定というところにあると思うのです!しかも暗い色は腰を美しく見せるのですよ!亜双義といえば赤い風が吹く的なこと言ってなかったっけ?だからあの鉢巻のひらひらがたまらんのじゃないか。ひらひらといえば、御剣もひらひらじゃないか!あー、これもう、亜双義が御剣のご先祖様じゃないか、たぶん。…って、なんで逆裁の話なのに学ランを語ってるんだ。
・亜双義の父上の仇がバンジークス卿。バンジークス卿の兄上の仇が亜双義パパ。うーん、もどかしいかんけいですね。…というか、この流れにこの証拠品に加えて、三話のあのオチでしょ?この時点で黒幕は一人しかいないと確信しますが。そんな真似ができるのってさ、ひとりだけしかいないよね?
・亜双義の生存は色々と無理があるんじゃないかと思いつつも、法廷パートでイケメンが拝めるとなると、それだけでいいってなってしまう。なるほど(ご先祖の方)くんよりも亜双義を捜査して、ダメージくらいまくってみたい!イケメンが焦るところとかニッチな萌えかもだけど、くるもんがありますよ。
・というか、ずっと「亜双義」ばっかりですね。すさとさんとかアイリスちゃんとか、バンジークス卿とか話そうよ。って、ドイツ語の歌を歌ってるのはすさとさんパパだった!しかもアイリスちゃんのパパ疑惑まで浮上!不潔です!
・ショタ義かわいいな。面影がきっちり残ってるのがまた、憎い演出です。亜双義家は武芸の家系、狩魔という弟子もいる…ということは、のちの狩魔豪と冥ちゃんのご先祖様というわけですか?パパはともかく、冥ちゃんのご先祖様ならさぞかし美形なんでしょうね。亜双義の面影がある的なことをなるほどくんがいってるけど、あまり似ていないような…。亜双義があんなイケメンなのは母上似?日本刀の似合う学ラン男子っていいね!
・すさとさんも技を使えるわけだし、亜双義とはお似合いだと思うんですが、どうでしょう?幼馴染的な関係なわけですよね?カプ妄想が滾るなぁ。



はい、クリアしてます。
したうえで、途中までの感想というか、個人的な萌えを語ってます。
…読み返してみたら、ほとんど亜双義関連のことしか言ってないし(笑)。
だって、亜双義がけしからんイケメンだから…亜双義かわいいな!(カッコいいじゃなくて、かわいいです)
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その8

たぶんそろそろネタバレも解禁だろうと思われますが、一応未クリアの方のために改行。
いやー五話はいちいち萌え萌えが止まらない!

・五話は大探偵コンビの論理と推理劇場から。すさとさんパパのタップダンスお見事です。観察する時のコメントがいちいち面白くて、正解を見つけてもすぐには選ばない。でも金庫の番号はすぐわかったけど、読み取れなくて何度かミス。いや、あのカタチはこの数字に見えるじゃんか!
・ジゴクさん怪しいオーラプンプンですが!何か後ろめたいことがあるから逃げるんだよね?なんでもで買い物が好きなんだっけ?この時点でもうグレグソン刑事の殺害現場特定。
・亜双義はなぁ、学ランに鉢巻がとてもよく似合っていただけに、衣装チェンジは惜しいな。あの仮面は思わず笑っちゃったわけだしね。パッケージにはでっかく載ってるけどさ、ぶっちゃけイケメンの無駄遣いじゃないか。亜双義検事の響きはいいけど。巻物読むのもいいけど。でも亜双義の腰には名刀が似合うんだよ!
・いちいちバンジークス卿に突っかかる亜双義がかわいいですv尊敬してた父上の仇だもんね。でもなるほどくんの父上が気になるんですが、スルーですか?なるほどくんはプロフェッサーの顔を見ただけで「この面影は…!」ってなってたけど、私からしてみればあまり似てないよ?でも似てるってことは、亜双義が年を取ったらああなると?ひげになると?それは見たくないな。
・なんと現場にいたという亜双義。証拠のつきつけはちょっと難しかったかな。あれ角度を調整するのにてこずった。ここで証拠品に狩魔げっと!よっしゃ、亜双義の愛刀だ!それにしても亜双義は大冒険したのね。上海から英吉利って…すごい大冒険。成歩堂の冒険じゃなくて、それは亜双義の冒険じゃないか。そんで記憶喪失だからあのヘンテコ仮面を何の違和感もなくつけちゃうわけですね?普段の亜双義だったら断固拒否しそうなのに。記憶喪失とはいえ、亜双義を仇の元で働かせるヴォルデックスは鬼畜。
・ウサギのお守りは真っ先に調べたけど、すさとさんにとめられちゃうし。通信機かなにかと思ってたら、やっぱり通信機だった。…けど、どうやって痛みを伝えてるんだろう?


とりあえず、途中はどうだったかを思い出しつつ列挙してみるとこんな感じに。
うーん、主人公よりも亜双義に肩入れするのはイケメン好みとしてはしょうがない。
次か次か、その次辺りでプレイ日記もおしまいかな。

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その9

クリア済みで白々しいけど、プレイしていた時に思ったことを箇条書き。
亜双義好きにはたまらない展開ばかりで狂喜ですよ!
以下改行しときます。


・証拠品集めはいちばんの萌えは亜双義文書!亜双義の父上の遺書ってだけでときめくなぁ。ショタ亜双義も今の面影ありますね。なぜこのスチルは証拠品ファイルできないんだ!せっかくのカワイコちゃんが!亜双義家は武芸の家系。ではすさとさんも門下生だったりしませんか?弟子に「狩魔」がいるって!それもろにあの狩魔豪の祖先じゃないか!あぁもう!萌えすぎて困らない!
・検事の亜双義が持っていた武器は、英語と法律の知識。それだけでイギリスに辿り着けるとは思えないが、武芸の一族だから体力はあったんだろうな。…というか、うれしいけどさ、なんであの状態で生きてんの?応急処置が遅れたら確実に死んでたじゃないか。
・グーロイネちゃん、マスク外した方がかわいいのに。きっとメスは彼女が使い倒したんだろうな。それにしても娘にグロイねってつけるママのセンスよ…。
・ヴォルデックス興が怪しくてたまらないんですが。絶対コイツ黒幕だろ!だって兄が犯人って4であったし。また兄が犯人となるとネタ切れかと思うじゃないか。というわけで、この事件にはまだ裏があるね!

以下、法廷パート。

・いちいち突っかかる亜双義がかわいい。ホントに父上が好きなんですね。すさとさんとは七歳差…十分カプとして成立するな。私としてはアリだ。しかし、なるほどくん攻めのBLもいい! 結論:亜双義はどう転んでもおいしい。
・クリムトさんが実行犯だった…だと?弟ショック!緋色のインクというのは原版の緋色の研究からだよね?証拠品のデータですぐにわかるな、この辺は。
・猟犬が凶器。犬を飼ってる貴族ってことで疑われなかったんだね。検事だから?この辺で奥方がいたとのこと。バンジークス卿は当時の兄上よりも年上(だよね?)なのに誰もいないとは…。なんか寂しくないですか?
・亜双義の父上は決闘を申し出たと。そこで決着をつけることになったんですね。遺書を書く時間を残してくれる亜双義の父上はいい人だな。ここには書けないもう一つのことって、なにか告発かと思ってたんですが…まさかあのこととは(この辺ネタバレのネタバレ)。
・ここで口を滑らせたラスボス。っていうか、普通に疑ってたよ!そんな権力のある人ってあんたしかいないやんか!
・真犯人だと告発しても平然としてるラスボス。うん、なんか時間にうるさいオッサンだとしか思ってなかったけど、ここまで開き直られるといっそ清々しいな!陪審もいないから、独壇場ですね。…今こそアレの出番だ!ということで耳を引っ張る。
・ホントに滅茶苦茶ですね、ホームズさん。ホログラムとか開発できんのかよ!女王陛下への謁見は兄のつてですか?マイクロフトさんがいるのならビジュアルも欲しかったな。そしてそこでもハーブティーを飲んでいるアイリスちゃんは大物。
・いくら検事局で一番偉くとも、国で一番偉い人には勝てませんね。そんなわけで、さよならヴォルデックスのオッサン。

これ以降は最後のプレイ日記でネタバレをふんだんに含みつつ語ります。
その後は亜双義関連でじっくり萌えを語りたい!すさとさんのあの選択は幼馴染萌え的には納得いかねえですよ。
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その10

まさかこんな時間にこのブログを(ry
でももうクリアした方がほとんどですよね?
一応ネタバレ改行しときます。

・パスカビル家の犬を彷彿とさせる、猟犬を凶器にした事件。その犯人は、なんとクリムトさん!これにはバンジークス卿ショック!亜双義も父の死の真相にショック!
・亜双義文書が武器だというのはそういうことか。というか、亜双義の父上はだいたいどうなるか知ってたよね?だからすさとさんパパに身重のクリムトさんの奥方様を頼んだんですよね?ジゴクは信用してなかったのね。鋭いや。
・クリムトの決闘の跡とみられていたのは、ホントに決闘だったのね。何か深い意味があるのかと思っていたらその通りだったよ。亜双義パパと決闘っていうのは、負けた方が罪を被る的なやりとりでもあったのかしら?弟に心配かけたくないというのはどっかの弁護士の兄貴に見習わせたいくらいです。
・この辺亜双義がショック受けまくりですが、この頃になってやっと、白い亜双義もいいものだと思い始めました。学ランの方が好物だけどさぁ!これはこれでいいんだ!
・狩魔の頭をひねってって、これ日本人に見せたらすぐにわかることだろ?もっと隠そうぜ…
・ヴォルデックスの本性は凄いっすね!なんか狂信者って感じで怖いよ!傍聴人も賛同すんな!
・そこでホームズさんが女王陛下とお茶をしながらご登場。そうだよね、一番偉い人って言ったら、もうその人しかいませんよね。
・女王陛下の名の元に!というわけで事件解決。亜双義はバンジークス卿を許せないままでいいと思うよ。そんな緊迫した空気を和らげるような、急に叔父になったバンジークス卿と少女。いやあ、この作品って女の子が強いですね。
・なるほどくん帰国か。てっきりすさとさんは亜双義のそばにいたいと思うのかと思ったら(ややこしい)、なるほど君を選ぶわけですか。私は認めんぞ!亜双義とすさとさんのカプを推したい!さらになるほどくんと亜双義を推したい!ちょっと妄想してみますv
・狩魔とサーベル?で誓いのポーズ。いいな。たまらないもんを見せてもらいました。


総評:亜双義生存は無理があると思いつつ、やはり萌えずにはいられない!イケメンたまらんです。絡みとしても、因縁としてもオイシイ展開でした。3はまだかー!

#お引っ越し記事 #ゲームプレイ記録 #大逆転裁判2
旧記事:小説「かがみの孤城」感想

日替わりお題投稿しないと見事に記事数が激減した当ブログです。
うちの方だとすっかり肌寒くなっております。皆様いかがお過ごしでしょうか。
一年のうちで一番好きな季節なので、ここぞとばかりに過ごしやすい日々を満喫しております。読書の秋とか芸術の秋とか。
そんな中、本日かがみの孤城を読破したので感想を書きたいと思います。移動中や待ち時間が大目にあったために一気に読破できました。
前々から書店で見かけたり、雑誌で書名を見かけたりしてはいましたが、正直そこまで食指が動いたわけではなかったんです。なんだか失礼ですが。でも図書館から借りて読んでみて、読破後にじんときました。リアル泣きはしないけれども、心に残るほんわかした読後感がとてもよかった。文庫購入検討しようかな…
レビュー的に内容に触れて感想書くと一番いいところが不意打ちでネタバレになるので、ざっくりしたよかったところだけ書きます。


主人公のこころちゃんは中学一年生の時点で学校に行っていません。不登校です。
お母さんはそんな娘を心配してフリースクールに通えるように手配はしますが、こころちゃんは行こうと思うとお腹が痛くなってしまって無理でした。正直にそう言って行かないことにするこころちゃん。無理しなくていいという態度ではあるものの、正直行って欲しい様子のお母さん。
中盤くらいまで読み進めると判明するんですが、こころちゃんがこうなるのも無理もない過去があったんです。同じことになったら私も無理だ。これで大体想像つきそうな事情ですが。
こころちゃんの部屋には鏡があり、そこからお城のような場所に行くことができるようになります。本当にいきなりなんだ?状態ですが、簡単に言うとこうとしか言えないので。
その城の中でこころちゃんと近い年齢の中学生六人と出会います。いきなり邂逅した七人の中学生の前に狼の仮面をつけた少女が現れ、こんなことを言います。
「この城にある鍵を見つけたら、何でも願いを叶えてあげよう」
様々な事情を抱えた七人。彼ら彼女らも願いが叶うとなるとやはり気にはなるものです。
おまけにおまけにこの城はなかなか居心地がいい。
自己紹介を済ませ、城にまつわるルールや好きなようにいてもいいと聞くと自然と交流が生まれます。約一年間だけこの城に来ることができる。
大体予想はつきそうですが、ここにいる七人の中学生には共通点がありました。みんなそれぞれの事情で学校に行っていません。
終盤にそれぞれの事情がわかってきます。まさかここまで重かったのかとびっくりしました。中学生にこれは重い!登校できなくなるのも無理もない!
けれどもこの本のラストまで読むと一気にほろりと来ました。なんか自分単純すぎだろうと思わなくもないけども実際そうでした。
胸糞悪いところもありましたが、友達がいないぼっちなこころちゃんも最終的に素敵なオチに向かうのでそこも好きになりました。メインキャラじゃないけど萌ちゃんが好みでした。ああいう子好き。
第一印象的に一番意外だったのはポニーテールの子でした。リア充タイプだと思っていたのに…この子に一番予想をひっくり返されました。親身になって寄り添ってくれる喜多島先生も癒し。
詳細語りたいところはまだまだあるのですが、ひどいネタバレになるので黙っておきます。
とにかく読み手に訴えかけてくるような作品でした。
途中の描写がリアルで悩んでいる方には刺激強めかもしれません。そこだけ注意点かな。
畳む



#お引っ越し記事 #小説感想 #かがみの孤城
旧記事:本好きの下剋上感想

アニメ放送してたのは知ってたんですが、キャラデザ的に幼い少女の話だとばかり思って、いまいち読む気になれなかった「本好きの下剋上」。
だがしかし。
あらすじ読んでみたら、主人公が本好きだと知って一気に興味がわきました。
私も本好きだから共感できそうだなって。
実際読んでみて、マイン(麗乃)ちゃんの本が読みたい禁断症状に深く共感。
本を浴びるように読んでいた麗乃ちゃんは、事故に遭ってファンタジー世界に転生します。
正直まだ転生のお約束とかそういうのはよく知らないんですが、現代の知識と記憶を持ったままでその世界の住人に転生するらしい。どうやってそのファンタジー世界に転生するのかとかそういうのは置いておいて。
以下ネタバレにつき畳みます。


図書館に就職が決まっていた麗乃ちゃんは、ファンタジー世界では六歳の少女に転生。六歳ですよ?少女というか幼女。マインという名前の少女になっていました。
本が好きで、事故に遭った原因も本を読みながら歩いていたのが原因という筋金入り。
転生したし、ファンタジー世界では暖かいお風呂もないし、シャンプーもないし、食事も苦労するし。
そんな不便な生活でも、本が読めればそれでいいという、ある意味さすがなマインちゃん。
が、現実でも中世は現代ほど本が流通していたわけじゃなく。
このファンタジー世界ではなおさらのことでした。
本を持っているのは身分の高い人(主に貴族)だけ。
そもそも、本どころか紙自体がとんでもなく高級品。木で作った紙なんてものは存在しません。あるのは羊皮紙だけ。
これじゃあ本を読むなんて夢のまた夢。
それでも諦めきれないマインちゃんは粘土板やパピルスといった、歴史上に実際存在した代用品を試してみますが、どれもうまくいきません。
ただ、現代の知識があったので、ファンタジー世界ではその知識は金の成る木。商業ギルドの商人の援助の元、試行錯誤の末に紙の試作品を作ります。
他にも即席シャンプーやら、料理のレシピやらをこの世界に持ち込みお金を稼ぐようになります。
これで万々歳とはいかないのがこの作品の面白いところ。
マインちゃんは病弱で、この世界独特の病を患っていました。
身食いと言われるその病の治療には莫大なお金がかかります。しかも一度治療すれば治る類じゃない。
この病を持っている人は貴族の元で治療に必要な品を提供してもらう代わりに一生飼い殺しにされるのが関の山。
どうするマイン?
と、そんなときに思いもよらぬ方向に話は進みます。
神殿には貴重品である本があり、そこには治療に必要な道具もある。
ならばそこで巫女として働けばいいんじゃない?
まあ、そんな簡単な話じゃないんですが、ざっと説明するとそういうことになりました。
マインちゃんはそこで働くことを決めます。
ここまでが第一部。
現時点で一部までしか読了してないんですが、必ず続きを読む予定。
というか、この物語かなり長いみたいなのでじっくり物語を堪能したい私みたいな人にはうってつけ。
本好きのファンタジー好き、あとは工夫して生活していく系統のお話が好きな人はかなり楽しめると思います。
そういえば私は限りある品物を工夫していく系統のお話好きだったなあ。
ヨコハマ物語でも万里子さんがばらばらの品物をさばいていくところが一番面白いと思ったし。創意工夫系のお話って面白いですよね。
_____

2部感想

ようやく続きが読めました!
続きが読めるようになってからというもの、ずっとこればかり読んでます。マインちゃんの本への愛には共感しかありません。
前回まで(第一部)ではマインちゃんは兵士の娘でした。
この作品の世界観は、貴族>>(越えられない壁)>>>平民という身分の壁があるのです。
当初は病弱なだけだと思われていたマインですが、実は魔力が多い身食いという病を持っていました。
魔力は貴族しか持っていないもので、たまーに平民に魔力があって生まれてくることもあるらしい。けれども溜まった魔力を魔術具というめちゃくちゃ高価なアイテムで吸い出すしか治療法がないので、その魔術具を提供してもらう代わりに貴族に服従しなくちゃ生きていけないという社会なのでした。
マインは特にその魔力が膨大なので、どうしても貴族の力(主にお金)を借りなくてはならない。
どうしようかと普通ならばシリアスになるところでしたが、本命のマインは本が読みたいという一心で神殿の巫女になることを決めます。
いや、本以外にも神殿にある魔術具に魔力を込める仕事があるので、貴族のところにいかなくてもいいかもっていう事情もありますが…
本のためだけに突き進むマインには非常に好感が持てます。
高すぎる魔力は神殿にとってはむしろ好都合なので、マインにとって好条件で努められるように話もまとまりましたしね。
そこで側仕えとの衝突もあり、孤児院の子供たちに工房の仕事を回すことで自立する方法を教えたり、本を作るために奔走したり、神殿行事をこなしたりといろいろな出来事があったんですが、出てくるたびに悪だくみしている神殿長を追っ払ったのち、今度はマインはなんと貴族の養女になります。
しかもただの貴族じゃなく、領主の養女。
この領で一番偉い人の娘となります。
万々歳ではあるものの、その代償としてこれまでの家族との別れがありました。
領主の養女になるためには元平民の身分ではうまくいかないので、神殿に預けられていた上級貴族の娘だったとでっちあげることとなり、元の家族の元にいた「マイン」は死んだということにしなくてはなりません。
新しいマインの名前は「ローゼマイン」。
貴族らしい振る舞いも勉強しなくてはならないマインのこれからは?
うーん、続きが楽しみです。
第二部は四冊でしたが、領主の養女編は五冊のようで。読み甲斐がありますね!
転生物はこれまで手を出していませんでしたけども読んでみてよかった。

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第3部

もはやただの感想と化している本好きの下剋上語り。
第三部読了しました。
この作品、一部一部が結構な分量があって読み応えあり。なにしろ、
第一部→三冊、第二部→四冊、第三部五冊、となかなか長い。だがそれがいい。
尺をじっくり使って細かく描写されているので、作中の世界を存分に堪能できます。
しかも主人公マイン(のちにローゼマイン)の本への愛がすべての行動の根源なので共感しかない。
さて、この第三部。
兵士の娘→神殿の巫女見習い→領主の養女と順調にジョブチェンジしてきました。
領主の養女となったマインは名前をローゼマインに改めて、まずは領主の従兄の娘ということで貴族の仲間入り。転生前の知識もあるし、なんやかんやで特に問題もなく過ごします。新しく三人の兄もできました。
だがしかし。
とんとん拍子に進みすぎないのがこの手の作品のお約束。
男子小学生の心を持った領主が養父となり、その息子が同い年の兄になるのですが、この義兄ってば中身が父親そっくり。
男子小学生そのまんまの性格で勉強嫌い。領主の跡取りと決まっているのに学力が最低レベル。神殿の孤児より大幅に劣るという。
このままじゃよくないとローゼマインが兄の教育にアドバイスしていきます。
領主の教育が悪かったのかと思いきや、周囲の甘やかしとか祖母の教育方針とか、その辺に原因があったようです。…まったく、ろくなことしないな。
薬の材料集めとか、領主への反逆罪でのお裁きとか、カワイイ妹誘拐事件とか、いろいろありました。
なんやかんやでうまくいきそうだったけども、誘拐された妹を助けに行ったときに毒を飲まされ、なんと二年間も寝続ける羽目になってしまいました。
季節ひとつ分とか言われてましたが、そんなことはありませんでした。
ながーい眠りから目覚めたローゼマインは貴族院に進むこととなります。
…今回語ってる内容が薄いけども、要約するとこうなるんです。
悪人は基本少な目で優しい世界ではあるけども、男性恐怖症とただの我儘を同列に語っていたのは胸糞悪かったけど。トラウマと我儘は一緒にしちゃいかんよ。

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第4部

もはやただの感想と化している本好きの下剋上語り。
第三部読了しました。
この作品、一部一部が結構な分量があって読み応えあり。なにしろ、
第一部→三冊、第二部→四冊、第三部五冊、となかなか長い。だがそれがいい。
尺をじっくり使って細かく描写されているので、作中の世界を存分に堪能できます。
しかも主人公マイン(のちにローゼマイン)の本への愛がすべての行動の根源なので共感しかない。
さて、この第三部。
兵士の娘→神殿の巫女見習い→領主の養女と順調にジョブチェンジしてきました。
領主の養女となったマインは名前をローゼマインに改めて、まずは領主の従兄の娘ということで貴族の仲間入り。転生前の知識もあるし、なんやかんやで特に問題もなく過ごします。新しく三人の兄もできました。
だがしかし。
とんとん拍子に進みすぎないのがこの手の作品のお約束。
男子小学生の心を持った領主が養父となり、その息子が同い年の兄になるのですが、この義兄ってば中身が父親そっくり。
男子小学生そのまんまの性格で勉強嫌い。領主の跡取りと決まっているのに学力が最低レベル。神殿の孤児より大幅に劣るという。
このままじゃよくないとローゼマインが兄の教育にアドバイスしていきます。
領主の教育が悪かったのかと思いきや、周囲の甘やかしとか祖母の教育方針とか、その辺に原因があったようです。…まったく、ろくなことしないな。
薬の材料集めとか、領主への反逆罪でのお裁きとか、カワイイ妹誘拐事件とか、いろいろありました。
なんやかんやでうまくいきそうだったけども、誘拐された妹を助けに行ったときに毒を飲まされ、なんと二年間も寝続ける羽目になってしまいました。
季節ひとつ分とか言われてましたが、そんなことはありませんでした。
ながーい眠りから目覚めたローゼマインは貴族院に進むこととなります。
…今回語ってる内容が薄いけども、要約するとこうなるんです。
悪人は基本少な目で優しい世界ではあるけども、男性恐怖症とただの我儘を同列に語っていたのは胸糞悪かったけど。トラウマと我儘は一緒にしちゃいかんよ。

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第5部

ようやく第五部発売済み分読了しました。
女神の化身ってそういうことかと腑に落ちました。ハルトムートなんか好き。
ずっと後見人として助けてくれたフェルディナンドとお別れし、ローゼマインは頑張らなくちゃと気を引き締めます。
お別れするときにローゼマインはお守りを渡しますが、五倍返しの豪華な髪飾りをお返しにもらっちゃいました。心配されてますね。
このまま進級して、婚約者であるヴィルフリートと結婚…なんてことにはならないんだろうなとは思ってました。
が、まさかあんだけヴィルフリートが残念とは思わなかった。
同じ年の妹ということになってるローゼマインは規格外だからしょうがないけど、年下の妹よりも弟よりも手のかかる兄ってどうなんだ…
おばあさまの適当な教育が原因だろうとは思うけども、側近のやり方が古いっていうのも理由なんだろうけども、本人の資質というか性格というか、その辺に問題ありとしか言いようがないな。一般的な子供なんて隙があって当たり前という言い分は他の領主候補生みてると通用しないし。
婚約者なんだから立てろっていうのも個人的には好きじゃないけどまだわからなくもない。
けど、弟妹の手柄を献上するのが当たり前っていうのはさすがにおかしい。言ってるのは側近だけど、決めるのはまあ主だしなあ。
年下のシャルロッテの方が姉って感じするのになあ。やっぱり教育の差は大きい。
従姉のディートリンデさんもびっくりするほど常識ないしね。っていうか教育する気ない人が育てちゃいけないといういい教訓ですよ。母親も煽ってるようにしか見えないんだけども?
ローゼマインのことは読者から見れば規格外っていうのはわかるけど、記憶だけ持ってる女児ってのが実はよくわかっていなかったり。
記憶を持ってるなら、亡くなった時の経験とか考え方も継承してるって考えていいのか、知識だけ持ってて家族を大事だと感じる気持ちとかは幼女のままなのかとか、その辺の細かいことは未だにはっきり理解できてるとはいいがたいんですが。
「転生」って概念が今のところしっかり理解できてるわけじゃなくてたまに混乱します。
そのローゼマインと比べること自体がおかしいとはわかってるんだけど、どうしても比べちゃうんですよね。時期アウブ内定って決まってるから羽目を外してしまうのか。
側近も不穏な動きをしてるみたいだし、このまま何事もなく終わるわけはないだろうし。
王族も最初こそフランクでとっつきやすかったのに、やっぱり横暴でしたしね。
最初はファンタジー世界で工夫してクラフトする感じだと思ってたんですが、その要素はありつつもがっつり魔力に魔術が存在するファンタジーでした。魔力はおまけだと思ってました。
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#お引っ越し記事 #小説感想 #本好きの下剋上
旧記事:映画「コナン・ハロウィンの花嫁」感想

久々に映画館のある場所まで行く機会ができたので、今年のコナンは劇場で見ることができました!
呪術廻戦二回目もいいとは思ったけど、上映時間が午後三時だからねぇ…こっちはその時間に帰りの手段がないので諦めました。チャンスがあればまた見たい!
で、コナンを選んだわけですが、事前情報全くなかったので(テレビのPVのみ)てっきり高木君と佐藤さんがメインなのかと思ってたんですよ。いや、それも間違いじゃないけど。安室さんたちはあくまでおまけ程度かと思ってたんですよ。たまにちらっと出てきてファンサービス程度のものだと思ってたんですよ。
訂正します。安室さん大活躍じゃないか!
たしかに出番自体は控えめだったけど、おいしい見せ場はごっそり持って行ってくれました。高木君も普段のポジションに比べると雲泥の差ってくらい大活躍でかっこよかったけど、終盤で一気に持っていかれました。こりゃ百億とか言われますよ。
実はそこまでぞっこん(古)というわけでもなく、「いい感じだな」程度にしか思ってなかったんです。
ゼロの執行人の運転で瞬時に持っていかれ、それ以来安室さんが気になりだして、今回劇場の大きなスクリーンで大迫力の映画見たらもうだめでした。
ヤバいですよ!
細かくどこが魅力とかどこがいいとか語ること自体がもうしゃらくさいレベルにヤバイ。語彙力が死にますね。そのくらいヤバかった!
あとだいぶ前の話になりますが、「松田の馬鹿」のセリフに結構きていた身としては今回の「松田さんはすごいんだぞ!」みたいな感じで松田松田連呼してたのも地味に感慨深いものがありました(笑)。作品違うけど。

以下、ストーリーの核心のネタバレにつき畳みます。


・しょっぱなから結婚式。高木君は一目でわかったけど、あの別嬪さんが佐藤さんとはしばらくわからなかったです。それはわからなかったけど、これも捜査なんだろうということはわかりました。
・結婚式と同時進行で仕事中の安室さんたち。爆弾を追いかけていたら自分の首に仕掛けられちゃった安室さん。でもあれで防げたらそれこそ超人ですよ。片腕で体格のいい成人男性支えられてる時点で十分規格外。
・その後なんやかんやあり、爆弾の話に巻き込まれるコナン君たち。安室さんは自主的にあの個室に引きこもっているのか…ガラス越しに真剣な顔されるのもかなり萌えですね。テーブルにあるのはボトルとワイングラス?たまにはゆっくり飲みながら休んでいればいいのにと思ってしまいました。
・回想で語られる過去の活躍。ここぞとばかりに松田さんの見せ場がまた良いですね。細かいフェチですが、ハンドライト加えて爆弾解体してる松田さんと、銃構えてる安室さんと、倒れてる安室さんに萌え萌え。こういうのときめきですよね。最近になってスーツの良さが少しづつわかってきた気がします。ガム押し込んで物理的に遮断、ってあれかなりいい手だと思います。
・そんな過去話を終え、協力する羽目に。今回の敵さんは松田さんを出せとしつこくご指名。周りもみんなして松田松田。モテモテだなあ、松田(笑)
・グラサン欠けたらクリソツの高木君が松田さんのふりをすることに。松田さんは佐藤さんからすると柴犬とドーベルマンを足して二で割ったような人だそうです。ちょっとよくわからないなあ。
・ハロウィンの仮装に紛れて松田(偽)を連れ去る人たち。一人もけが人を出さないやり方を使うあたりに好感を持てます。でもみんな、知らない人にお菓子貰っちゃダメだよ!高校生くらいの子もあっさり騙されちゃダメだよ!
・ジャコランタンのコスプレイヤーとお話しする高木君。ボス格は女性でした。最近だと女ボスはそんなに珍しくもないのかも?最初はどういう人かわかってなかったので特になんとも思っていなかったんですが、コナン君は子供だから傷つけたくないみたいなことを言い出して一気に好感度爆上がりでした。やってることアレだけど、いい人だと確信しました。子供を傷つけない人はそんな悪い人じゃないよ。
・ここでミステリ定番アイツが怪しいんじゃないか展開。…メタ的なこと言って悪いけど、こういう場合大抵真犯人は別にいるんですよね。この時点でむしろ隣のあの人が怪しいと思ってました。
・なんやかんやで結婚式決行。そこに踏み込むコナン&ゲストキャラ(言い方…)たち!コナン君が人質になってたけど、あれ絶対演技だよ(笑)案の定真犯人はあの人でした。今までの態度が嘘のよう、けどネウロほどでもない犯人豹変。パーツ自体は変わってないはずなのに表情が凶悪になっただけでもはや別人でした。女ボスさんは夫と息子の仇を取るために犯人を狙っていたらしい。ほらやっぱりいい人じゃん。
・式の後で夜景を楽しもうとチャーターしていたヘリに向かう犯人さん。具体的にどうやって渋谷を火の海にするのかを自分から話してくれました。そしてヘリに乗り込もうとしたところで…ハイ待ってました!安室さん「それが聞きたかった」と操縦士の格好して登場。アナタ、こんなもんまで運転できるとかチートすぎる(笑)。
・第一戦もアクションやらかし、途中で手榴弾爆発を挟んでの第二戦。まさかヘリの中で格闘を繰り広げるとは誰も思うまい…。安室さんはもちろん強いしカッコいい、それと同格レベルにやり合える向こうも相当すごかったです。上空をヘリがぐるぐる…群衆「危なくない?」じゃあ避難しようよ。
・最終的には安定の安室さんの勝利。犯人を拘束してもまだ渋谷の危機は残っている。爆弾というか、爆発物処理のためにみんなで協力することとなります。コナン君のボールを膨らませて物理的に薬品の流れをせき止めようという、これまでとはまた違った感じの作戦を考えつきます。この辺がまた熱い!
・公安の方で用意していた中和薬を使って、これまでの派手な流れが嘘のように収束はあっさりしてました。病院に運ばれた高木君は…もちろん生きてます。お葬式で棺桶の中に入ってたけども。
畳む


今回の映画でなぜ安室さんが今の人気が出たのかよくわかりました!
テレビで活躍を見てても十分カッコいいんだけど、映画だと三割増しになりますね。ヤバさを思い知りましたね。あれだけ濃縮還元な魅力を見せられたら誰だって堕ちますわ。ギャップのある人っていいよね…
それと映画館のサイズが小さいせいなのか、音響もすごかったのも要因だと思ってます。音質がすごくよかったと感じましたし。やっぱり映画は映画館で見てこそですね!さて、パンフを読んでしばらく浸ります。

#お引っ越し記事 #映画感想 #コナン映画
旧記事:映画「呪術廻戦0」感想

毎度のことながら、公開からもう二か月経とうとしてる頃ですが無事に見てきました。
いや、公開初日とかだと劇場混んでるし…このご時世だから空いたころの方が安全かと。
ほんとはただ単に行く機会がなかっただけなんだけどね。用事があって外出ってここ二か月で三回くらいでしたもん。
そんなたまーのお出かけなので、今回はちょっとリッチに鑑賞してきました。ジンジャーエールとポップコーンとホットドッグ頼んじゃったし、パンフも久々に買ったし。
詳しい萌えはパンフ読んだ後でじっくり語るとして、とりあえず見た感想を。
とりあえず原作は既読済みです。0巻を。
ただし初めて乙骨君を見たのはジャンプ本誌の渋谷事変の後日談あたりで、センターカラーで初めて見る子がいると思ったら本編たしか初登場時の乙骨くんだったんです。
その後0巻も無事読んだという。
そういうわけで乙骨君というと自分の中では違和感があるので「乙骨先輩」と自分の脳内では呼んでます。
0の時と本編の彼やっぱり違いますね。本編ではすごく先輩の貫禄ある。成長したんだね…
このへんで私の乙骨語りはここでちょっと打ち切って、映画感想です。

・本編開始までしばらく時間あったので本読んでたら、いきなり暗くなって予告が始まったんですが、いきなり悲鳴が聞こえてきてびっくり。ホラーの予告だったけど、いきなりはさすがにびっくりよ。
・やっぱりテレビの小さい画面で見るのと映画館の大画面じゃ迫力が違いますね。音もすごくいい。耳に来る。
・乙骨君に言い寄るいかにもな同級生。腐ったフィルター越しだとさらっとカップリングしちゃいそうで怖い。ロッカーに詰めたくだりちらっと写っててこういう感じなのかとちょっとぞくっ。
・乙骨君のシャツ姿もいいものです。こうしてみると少年漫画だとあまり主人公って感じしないですね。その辺にいそうな子って感じ。
・五条先生が掛け合って転校決定。東京にあんな高校があればかなり目立ちそうですよね。オープニングで乙骨君の身支度が写ってました。寝巻はパジャマ派かと思ってたらちょっと違う、なんか甚平っぽい?あの制服って下にアンダー着こむんですね。乙骨君はアンダーシャツっぽいの着てました。うん、乙骨くんはなんかそんな感じ。
・そして同級生と対面。あれなんか転校生に因縁つける子たちみたいに見える。コミカルな表現増えてました。里香ちゃんのボディーガード感。どんな学校か説明しない五条先生も先生だけど、聞かない乙骨君も乙骨君だよ。生きることに興味がなくなってたから?
・そうこうして真希さんと学校に行って祓うんだけど、映画だと里香ちゃんのアクションがすごく派手ですね。すさまじいという言葉にも納得。乙骨くんのヘタレ感がむしろ愛おしく感じる。周りが腹の据わった人ばっかりだから。こういう反応の方がむしろ常識的なんじゃ?
・それからガンガン鍛えて、鍛えて。周回遅れで走ってるのもすごくらしい。ただ、最初に比べたらかなり良くなってきたんじゃないかな。
・狗巻くんと一緒に任務に行った時もちょっとづつ成長してました。勇気が出たというか、友達との絆ができてきたというか。パンダくんは活躍の場が少なめで残念だった。
・夏油さんはああいう人だったのね。ナチュラルに「猿」って言葉使ってて、過去にあんだけのことがあればなとちょっと同情。初対面から乙骨君の扱いがよかったから私の印象もそこまで悪くないという。家族と写真撮ってたところもなんかお茶目で好き。
・百鬼夜行の始まってからが待ってましたタイム。
アクションも一気に派手になって見てて楽しい。やっぱり私はアクション好きみたいです。動きが細かくて迫力あって…なにより乙里シーン多めでそれが何よりうれしい。里香ちゃん好き。
・ここが一番楽しみだった、乙骨くんの告白。熱烈な純愛ですねぇ…ヘタレ気味の子がこういうすごい告白するギャップの素晴らしさよ。女たらしと言われようが、だって本音だもんね。戦闘中にいちゃついてるように見えるけどそれがいい。
・ラスト、里香ちゃんが乙骨君を呪ったんじゃない、乙骨君が里香ちゃんを呪ったっていう衝撃の事実。そこで僕のせいじゃないかって自分を責める乙骨君に里香ちゃんがありがとうって笑いかけるシーン、最高でした。純愛万歳!
・そのまま曲に乗せてエンディング。映像はなくてスタッフロールだけだけど、じっくり曲を聞いて浸ってられたからこれでいい。この二時間で濃厚な純愛ストーリー見てた気分です。乙里最高。

いやー、ほんとよかった!
正直里香ちゃんの存在感は同級生三人に比べるとちょっと印象薄い感じだったんですが、ラストではちゃんとすごくヒロインって感じでした。
あの別れのシーンなんて切なくて泣けたもの。声優さんの演技があるとやっぱり心に響くというかくるものありますね。
メインは少年漫画らしいストーリーなのに私の中では純愛ラブストーリーにしか見えませんでした。
カップリングの話的には、真→乙っぽい要素も多いし、それに萌える人を否定する気はないんですが、私の中ではやっぱり乙里だなと。
里香ちゃんの方は紛れもなく乙骨くんが初恋で本気で結婚したいと思ってるんだけど、乙骨君の方はあの時点では結婚とかそれ以前に恋愛感情あるのかな?って感じですよ。小学生くらいの男子なんてそんなもんでしょ。
でも恋愛っていう自覚はなくても「好き」っていう気持ちはちゃんとあったんだと思います。ただあの時点では、プレゼントに指輪渡されてもなあって感じで。
亡くなってからの方が里香ちゃんのことを良くも悪くも意識するようになったんじゃないかな。本人にとっては有難迷惑なことされても意識することには変わらないし。
真希さんの「お前守られてるのに何で被害者面なんだよ」っていうセリフは納得しましたよ。
映画版は私が腐ったフィルターを無意識にかけてたらしく、乙骨くん総愛されにしか見えませんでした。みんなの中心で敵のボスでさえ好意的ってそれなんてヒロインだ(笑)
性別関係なく受けかよ!ギャルゲーかよ!と(笑)
そりゃ、里香ちゃんじゃなくても愛しの相手にわらわらよってこられちゃ面白くないわ。真希さんの扱いに関して乙骨君が怒るところはなんか里香ちゃんに同情しちゃいましたもん。ギャルゲー主人公みたいな子だな。
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また今度、パンフ呼んでから総合的な感想とか萌えを描こうと思います。
スクリーンで乙里見られて幸せですv

#お引っ越し記事 #映画感想 #呪術廻戦0
旧記事:映画「愚行録」感想

新春ということで放送されてたのをようやく見ました。
静に集中して見られる環境がなかなか整わず。楽しみにしていたのは本当なんですが。
原作を○○年くらい前に読んで、なんとも言えない読後感だったのをよく覚えてます。
貫井徳郎作品好きなんです。他に「天使の屍」とか「プリズム」とか「空白の叫び」とかも好きで。
あと環さんたちの症候群も好き。殺人症候群はかなりショッキングでしたね…お母さんの最期があんまりにもあんまりで慟哭しましたとも。
この愚行録、登場人物が軒並みろくな奴らじゃないなって思ってたんですが、映像で見ると若干マイルドに感じました。
映像であまり直接的なのはいけなかったのか。あと、私あまり映画見るの上手じゃなくて(この言い方もどうなんだって話なんですが、映像から読み取るより、文章ではっきり書いてくれる方がわかりやすいというか)、細かな違いが感じ取れないのかもしれないけども。
以下ネタバレにつき畳みます。


最初から兄と妹が出てきたのはちょっとだけ驚きました。最初は近所の方の概要からかと思ってたので。あれがないと殺人事件が起こったってことはわかりにくいですしね。
そして話のカギになる兄と妹の関係はどこまではっきりするのかとドキドキしながら見てました。
前半に被害者に近い人のインタビューがあったから最初は「どこが愚行?」という印象になったけども、やっぱり後半でゲスっぷりが出てきました。序盤のイケメン感ある雰囲気が嘘のようだ…(笑)実際こういう人いそうですよね。ここでようやく「愚か」って言葉が出てきました。あの赤ちゃんの父親はやっぱり…。
宮村さんがこの人が殺したんじゃないかって推理、別の人になってました。なにげに原作で唯一犯人に感づいてた人っていうのは結構すごいけどな。
妹のその話はかなり生々しい。ああいう親は何を考えてるのか。お兄ちゃんも妹のことを気にかけてたんだろうけど、子供としては親に食って掛かっても立場が弱いもんなあ。世の中ろくでもない親に罰則ってないしね。
その手のことがあったときも被害者の方が逃げなきゃならなかったり、なぜか被害者の方が責められたりするし。親=正しいっていう前提がもう成り立たないんだから、正当防衛くらい認められてもいいと思う。未成年じゃ賃貸も借りられないんだから。
頑張って大学行っても家柄っていう本人じゃどうしようもできないものが立ちふさがる悲劇ですよ。このへん認めたくないけどリアルだと思います。現実でも有名大学合格者の大半は親の年収が高額っていうのはよく聞く話ですしね。貧しい家に生まれただけでもう不利となると、頑張るのがアホらしくなってきますよ。お金かければ合格できるって説もあるし。…学問ってなんだっけ?
手が這い寄ってくるところのBGMが不気味で生理的に嫌な感じしました。なんともいえない不快感が逆にいい。
映像では犯行シーンないかと思ったんですが普通にあった。正直かなりあっさりだとは思ったけども。
告白のシーンも静かに壊れてる感じがしてぞくっと来たし。ホラーみたいにわかいりやすい怖さじゃなくて、普通の人がプッツンしちゃうとこうなるって感じがして逆にくるものあります。そして知らされる娘の訃報。結局こうなっちゃうのか…やりきれないな。
裕福で良識のある親のところに生まれるのと、貧しくて非常識な親のところに生まれるのじゃ、その時点で大きく差があるもの。犯行は悪いことだけども、それを責めるならまずその不公平を埋めてからにしてほしいわ。子供だって好きで生まれてきたわけじゃないのに。ほんとやりきれない。
その元凶の母親が出てくるのはここだけの展開ですね。
自分の子供二人のことを失敗とか言っちゃうし、今更まともそうなことを言われてもな。前を向いてとか詭弁が過ぎて吐き気がする。要するに、都合の悪いことは忘れたいってことじゃないの。子供のこととか後のことを考えられないなら最初から妊娠するようなことするなよ。
妹の娘は母親にとっては孫にあたるっていうのに無関心だしね。ここでようやく本当の父親のことに触れられ…ここはっきり言ってなかったと思うんですが、原作だとはっきり言っちゃってますよね。さすがに映画じゃまずかったのか。
きっぱり話が終わりって形にならないのがこの話の魅力だと思ってます。後引くほろ苦い結末とか好きなもので。
タイトルの愚行って言葉だけども、個人的には兄妹の母親が一番だと思いますよ。彼女があんな人でなければよかったのに。子供は親を選べないんだし。
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普通にすっきりしないし、幸せにもならない、なんともモヤモヤした後味を残す作品なんですが、その後味が好きなのでやっぱり見ていて楽しい…とは違うけども満足でした。
あれです、のどに魚の小骨が引っかかる的な。そういう何とも言えない心地になるのについつい引き込まれてしまう作品でした。

#お引っ越し記事 #映画感想 #愚行録
旧記事:宝塚歌劇「はいからさんが通る」感想

ずーーーっと前に録画しておいたやつをようやく見ました。
見よう見ようとは思ってたんだけどね。まとまった時間が取れず。やっぱり舞台って一気に見たいもの。連続三時間はなかなか取れないもので。
元々はいからさん好きなんです。○○年前にヨコハマ物語とはいからさんがセットになった月刊誌みたいなものがありまして、それでハマった口です。リアルタイム読者の方には及ばないものの、はいからさんがきっかけで大正浪漫にときめくようにもなりました。ああ懐かしい。
主人公の紅緒さんはもちろんのこと、特にお気に入りなのが蘭丸と環。
蘭丸好きっていう人はたぶん少数派なんだろうけど、主要男性キャラ四人の中で一番好みです。
別にショタコンだからってわけじゃなく。いや、たしかにそれも一因ではあるんだけど。けど違うんだ!
ヒロインの弟ポジションで、実は好きっていうのはいろんなところで見かけるけども、蘭丸ちゃんはそれだけでもなく。
どこが一番好きかって言ったら、やっぱり健気で一途なところが好きですね。
メインの男性陣って軍人さんやら銀行の跡取り息子やら、馬賊の頭目やってたりとか伯爵家出身とか、ぶっちゃけ誰もかれも昔ながらの王子様キャラの要素持ってるんですよね。要は金と権力。程度の差はあれど、みんなそういう力があるわけで、腕っぷしも強いわけで。
片や、我らが蘭丸ちゃんは、しょっちゅう女の子に間違えられる本職の女形さんであるってことと、ヒロインの幼馴染っていうアドバンテージがあるだけ。
ケンカも最弱クラスだわ、紅緒さんにしょっちゅうしごかれてるわ、紅緒さんの親友の環に褒められる時も「いい子ね」といわれるし。いい「子」ですからね。はなっから候補にも入ってないわけですよ。なんか泣けてきますね…
しかしそんなハンデというか、持ってないものが多いながらもずっと好きだった紅緒さんのためならと、突発的な駆け落ちにも付き合っちゃうし(蘭丸の方は本気)、女装してかわいいメイドに化けて伯爵家に侵入もしちゃうし、仕事のつてを使って紅緒さんの恋の手助けしたりと、ほんといい子。
自分の好きな相手と他の相手の恋路の手伝いをしてくれちゃうんですよ。まだ好きなのに。これを健気といわずなんというんでしょ。ほんと蘭丸ちゃんいい子。
ただ手助けするだけでもなく、暴力沙汰に巻き込まれた時にはさすがに自分のよわよわな腕っぷしにコンプレックス持ったり、ライバルにはっきりモノ申したりと、弟キャラのよさが詰まってるんですよ。ほんと蘭丸ちゃんカワイイ。
他の三人だけじゃなくて、蘭丸ちゃんもモテモテですしね。主に下着のきれっぱし狙ってるような過激派も多いけど(笑)

……って、私は何蘭丸ちゃん語ってるんだ。
宝塚の歌劇の方の感想のはずだったのに。まあ、要約すると「蘭丸ちゃんはかわいくていい子」ってことなんですけどね。
その蘭丸ちゃん。
こちらだと扱いひどくありませんかね…
時間に限りがあるし、数時間でまとめるにはいろいろと端折らなきゃいけないっていうのはわかるし、実際それでも大変良かったです。
役者さんの演技もはいからさんの世界観らしくコミカルだったし、真剣な時はじっと見てしまったし、引き込まれました。衣装もすごく本物感ありましたし、演出も合ってました。
私、個人的に2,5次元と相性の悪い人だと思ってるんですよ。どうしてもこれじゃないって感じてしまいやすくて。
でもこのはいからさんは再現度高いなぁって、そればっかり思ってました。原作から紅緒さんや少尉が飛び出してきたって感じで。特に蘭丸ちゃんは宝塚とかなり相性のいいキャラだと思うんですよね。それだけに女性が演じている美少年が女装するっていうややこしい状況になるんだけど(笑)。
メインが紅緒さんと少尉の物語だから、他の男三人の見せ場が削られちゃうのはしょうがない。…しょうがないんだとわかっちゃいるんだけど、どうしても蘭丸ちゃん好きとしては、弱虫な弟分って感じしかないのが残念かな。
弱虫でトラブルメーカーにしか見えないけど、すごく健気でいい子なんだ!
紅緒さんが少尉一筋だから可能性なんてないんだけど、それでも紅緒さんが好きだっていう一途なところがすごくかっこいいんだ!
かわいいけどすごくかっこいいんだ!
欲を言えばそんな頼もしい弟分の魅力も見たかったと思いました。
弟系好みにはたぶんわかっていただけると思うんですよ。
歌劇としては出来としてはすごくよかったです。ミュージカルとかに全然馴染みがなかったけど、なんでもっと早く知らなかったんだと後悔するくらい。要所で挟まれる歌も雰囲気が出てましたしね。

#お引っ越し記事 #劇 #はいからさんが通る