りブロ

-りずのブログ、略してりブロ。-
旧記事:スクライド

今回はスクライドです。放送してたのは十年以上前だったっけ?久しぶりにDVD見たらえらく燃えたので語ります。メインターゲットは多分男性だろうけど、女性が見ても十分楽しめる作品です。萌え・燃え・笑いと三拍子そろってるところが好きvご存知の方も多そうな気がするけど、知らない方のために大雑把な説明はしときます。


まずは世界観。舞台は連経済特区・通称「ロストグラウンド」。十年前の大隆起現象により孤立した島国。また、それにより「アルター」という、一人一人によって異なる特殊能力を持つ者たちが現れるようになった。アルターはごく一部にしか発現せず、アルターを持たない一般人は基本的にアルター能力者を恐れている。ロストグラウンドに住む者は都市機能が回復した「市街」と開発が遅れている地域に住む者に分かれる(後者に住むアルター使いは「ネイティブアルター」もしくは「ネイティブ」と呼ばれている)。市街には元々そこに生まれたか、アルター能力を認められ、ネイティブアルターを保護・管理するための特殊部隊「ホーリー」に所属するアルター使いしか住めない(基本的に)。主人公の一人・金さえもらえば何でもするネイティブアルターのカズマが、要人救出のため同じくメインキャラの一人である桐生水守と間接的に接触するところから物語は始まる……。

アレ?なんか説明するのが難しいな。色々とややこしいし、独特の用語が多いから?……まぁいいか。どうせ私の説明なんてこんなもんだ。次は主役二人をざっくり紹介。

・カズマ(16……だったはず)
ネイティブアルターの何でも屋のチンピラ。基本的に金さえもらえれば何でもする。しかし、その金の価値がわからないくらい生活能力がない。周りから(主に一緒に暮らすかなみ(※後述する))から「ダメ人間」呼ばわりされており、本人もそれを認めている。第一話では「甲斐性なしのろくでなしだ」と言われ、「それにクズとうすのろを足してもいーよ」と返している。それでも有言実行、やると決めたことは必ずやるし、彼なりの信念をちゃんと持っている。すぐに手が出る気が短い性格で、仕事を持ってきてくれる同じくチンピラの君島を特によく殴る。女だろうとボコる時にはボコる。「徹底的に」とよく言う。そんな彼のアルターは、殴る事に特化した「シェルブリッド」。三段階あり、「衝撃のファーストブリッド」「撃滅のセカンドブリッド」「抹殺のラストブリッド」と使う際に言っている。中盤で能力がレベルアップする。高く飛ぶ際に地面を殴った反動を利用したり、高所から降りる際に周りの壁を殴って衝撃を緩和したりと、何気に使い勝手がいい。基本的に単純なおバカ、食べ物にもすぐ釣られる。人の名前を覚えるのも苦手。
・劉邦(確か17)
名門・劉家のお坊ちゃんで、ホーリー隊員。少数しかいないホーリー隊員の中でも実力を高く評価されている。実際、第一話でカズマを容赦なくボコっている(身体中の毛穴という毛穴が開いちまった!byカズマ)。その後、彼を収容した。十年前は穏やかで人見知りが激しい育ちのいいお坊ちゃんで、水守とはその頃に親しくなった。が、再会した現在では人が変わり、水守には他人行儀で冷たい。アルター犯罪者を強く憎み、よく彼らを「毒虫」呼ばわりしている。女性にモテる美形だが、本人は恋人より「敵」を求めている。最初はカズマの事をただの雑魚としか見ていなかったが、収容所から脱失する際に彼から攻撃を受け、その評価を一変させる。普段はクールな性格だが、強敵との戦いの際には熱血漢になる。アルターは、十年前彼の母親と共に死亡した愛犬が変化した「絶影」。……普通犬にそんな名前つけるか?と突っ込みたい。絶影は、カズマのシェルブリッドとは違い、独立機動型。ただし、絶影が受けたダメージはそのまま彼のダメージになる。シェリス(※後述する)が彼女のアルター能力で自分を生き返らせてくれた際に「君は馬鹿だ……(ry」と涙を堪えていたが、後から来たカズマに「お前は今、泣いていい!」(間違いなく名台詞)と言われ、やっと泣くほど不器用。「女ごときが邪魔をするな!」発言で私的に株価大暴落。

なんか長くなった。それだけ二人とも魅力的という事です。次は(多分)メインヒロインの三人。好きな順。

・由田かなみ(8)
カズマと一緒に暮らす少女(幼女?)。ダメ人間のカズマの面倒を見ているしっかり者。料理の腕前は、「不味い(カズマ談)」のか「美味かった(劉邦談)」と主役二人の評価が異なるので不明。(アルター能力を隠して仕事してるため)ろくに働かないカズマの代わりに牧場の仕事をしたり、住んでいる廃墟の病院の掃除をよくしている。その為、周りのおばさま方からの評判は上々。よく夢の中で見知らぬ男性になっているが、それは実は彼女のアルター能力。本人は最終話近くまでその事を知らない。周りも知らない。カズマの事を「カズくん」と呼び、よく彼に「その呼び方はやめろ」と言われるが一向にやめない。最終話の姿は一見の価値あり。
・シェリス・アジャー二(16)
鈍い劉邦に想いを寄せるホーリ隊員。野郎ばっかりのホーリーの癒し(私的に)。強気な性格で、言いたいことははっきり言う。見えそうで見えない絶対領域が素敵。本人曰く、「経験豊富」。NP3228(カズマ)に対して激情をぶつけたい衝動に駆られる劉邦に「直感を信じて進む人は魅力的よ(ry」などと諭したりもする。現在は明るい振る舞いが多いが、ホーリーに保護される前は苦労していたらしく、たくましいところもある。アルター能力は、自分のエネルギーを相手に注ぎ込んで身体に負担をかける「エターナルデボーテ」。この能力を使って一度は死んだ劉邦を生き返らせたが、本人は遺体も残らないまま消滅してしまった。
・桐生水守(17?)
シェリスと同じく、劉邦に想いを寄せるが一向に相手にされない。その代わりクーガー(※後述する)には好かれている。非戦闘員でこれと言って見せ場がない。彼女らしい活躍とは、かなみが熱を出した際に処置をしたくらい。「劉邦劉邦……」うるさい。
※基本的に守られるだけで何もしないのに好かれるキャラは苦手なので彼女の登場シーンはよく覚えていない。我ながら酷い。

カズかなと劉シェ好きなので、水守の紹介が短くなった。次は他のキャラ。偏ってます。

・君島邦彦(多分十代)
カズマに仕事を持ってくるチンピラ。人の名前を覚えるのが苦手なカズマだが、かなみと彼(と劉邦)はさすがに覚えているらしい。作中に出てくるメインキャラでは珍しく、アルターを持たない一般人(いや、チンピラって時点で一般人じゃないか)。ノリがよく、かなみを含む子供にも優しい(実はカズマもそうだけど)。アルターがない代わりに拳銃を所持しているが、アルター使いがサイヤ人なら一般ピープルは戦闘力5のゴミレベルの差があるので、あまり意味がない。住んでいる村を助けて欲しいと依頼をしてきた寺田あやせ(※後述する)に想いを寄せているが、所詮「イイ人」としか思われてない。主にカズマの魅力を引き立てる役かと思っていたが、中盤で燃え展開になった時に大健闘する。彼の名台詞「意地があんだよ、男の子には!」はDVDパッケージに大きく載るほどのインパクト。ホールド(アルターを持たない一般人のホーリー的な組織)に捕まった際、「カズくんといたい!」と言い切ったかなみを連れ、その場を脱出。かなみを安全な場所に避難させた後、カズマの支援に向かう。頭を使わないため苦戦していたカズマに代わり、敵の正体を見つける。その後、カズマにおぶさっている時の「クラクションまで鳴りやがる……」等の台詞は話のラストにいい感じに花を添えている。カズマの「おい、起きろよ、君島」というセリフと共にエンディングに入る演出は私的に神。
・橘あすか(……いくつだっけ?とりあえず十代のはず)
C級クラスのホーリー隊員。個性的すぎるホーリー隊員(スイカ使い、蛍光ピンクアフロ等)の中では常識人でマトモ。でも周りからの扱いは酷い。本人は割と頑張っているのにヘタレにしか見えない(私的に)が、何気に名台詞は多い。カズマに敗北した後、ホーリーをクビになる。だが、カズマから影響を受けた彼は自分で会社を立ち上げる。カズマと劉邦の盛大な喧嘩に巻き込まれそうになるが、アルターで身を守る(その際、一緒にいた水守もしっかり守った)。女性に親切(というか、ナメられてる?)なためか、作中唯一の彼女持ち。「あすかに怪我させるなんてゆるせなーい!」と言われるくらい彼女(キャミィ)とはラブラブ。そんな彼のアルターは、生命を操る八つの玉「エタニティ・エイト」。そのまま攻撃したり、繋げて棒状にして殴りかかったり、対象を操ったり、怪我人にくっつけて回復を促したりと、非常に使い勝手がいい。「僕の玉は八つある!」「僕の大事な玉が!」等と、「玉玉」うるさいが、本人はいたって真面目。スタッフが下ネタを狙っているのだろう。おかげで、彼が出てくるたびに笑ってしまう。我ながら下品。
・ストレイト・クーガー(いくつ?とりあえず二十代)
速さ至上主義なホーリー隊員。「速さは正義!」なためか、よく早口でしゃべる。演じている声優さんは凄い。紳士的で面白い男性で、カズマと劉邦の兄貴分的なところもある。水守に想いを寄せるが報われない。そもそもその水守の名前を「みのりさん」と間違えて呼んでいる(正しくは「みもり」)。カズマが人の名前を覚えるのが苦手なのは、彼の影響だと思われる。しかし、イザという時にはちゃんと「みもりさん」と呼ぶあたり確信犯かと疑わずにはいられない。他にも間違える(○カズマ→×カズヤ、○シェリス→×シャリス)。いつも「みのりさん」「みもりです」と水守と言いあっているが、不在時は劉邦が代わりに「みもりだ!」と突っ込んだこともあった。「向こう側」を見てしまったため、寿命が減っている。彼のアルターは「ラディカルグッドスピード」。車を変形させてスピードを上げたり、脚部に装着して素早く蹴りを入れたりする(そのシーンは残念ながらなかったが、前後の流れを見る限りそう察した)。昔、カズマと行動していたためか、アルターといい名前関係といい、どこか彼と似ている。
・寺田あやせ(多分二十代)
君島を通してカズマに依頼をしてきたネイティブアルターのお姉さま。メインヒロインほどの華やかさはなく、服装も地味だが、サブキャラなんてそんなもの。……と思っていたら、本土で精製されて戻ってきた時にはえらく派手なカッコになってました。周囲の物を水に変えるという、隠密行動向きのアルター能力の持ち主だったが、精製後はパワーアップ。水中の成分を変化させて、水で攻撃することもできるようになった。vs立浪(※後述する)時に見せた弟への深い愛情には感動した。カズマと戦ったが、弟が死んでしまったため、戦意喪失。最期は海に還った。
・立浪
もみあげが特徴的なホーリー隊員。ぶっちゃけ咬ませ犬。彼のアルターは下ネタが言いたくて企画したとしか思えない「ビッグマグナム」。名前だけで何となく想像が出来そうだが多分違う。巨大な拳銃の形をしている。「デカいんだよ」「硬いんだよ」「暴れっぱなしなんだよ」と下ネタオンパレード。……え?普通はそう思わない?あれぇー?
・キゲツキ(漢字が出てこない)爽
ホーリー隊員だが、隊長を見限って無常(※後述する)についた蝙蝠野郎。見た目からして、どこかキモイ(流石に酷い言い方)。名は体を表すという諺があるが、どうやら彼には当てはまらなかった模様。性格はねちっこく、嫉妬深い。しかし何よりアルターがキモイ。好み&理想の女性像「常夏三姉妹」。常に実体化していて、アルターなのに意志がある(ただし、彼に都合のいい性格)。三姉妹という通り三人いて、お姉さま系・眼鏡っ子・ロリと彼の好みを網羅。DVD付属のブックレットには彼女たちの細かいプロフィールまで載っている。そこまで自分で設定するところもキモイ(名前はともかく、血液型・星座まで設定してある)。合体すると必殺技「バーニングサマー」が使えるが、外見が醜くなるため基本的に使わない。結局敗北し、自ら自分のアルターを否定した。その後、無常に吸収される。
・無常矜持
ラスボス的ポジション。サングラスに禁煙パイポらしきものを咥えている。本土から来たアルター使いで、「向こう側」にこだわっている。なんか見た目が腹立つ。性格は、「このヘビ野郎!byクーガー」というセリフから推して知るべし。あやせ(とその他)を精製したり、幼女(かなみ)を誘拐したり、ホーリー本部をどっかの化け物みたいにしたり、幼女(かなみ)に危ない機械を接続したりとやりたい放題。そういや、クーガーも吸収しようとしてた。念願叶って「向こう側」からより強力なアルターを手にするが、そのネーミングセンスが微妙(微妙すぎて名前忘れた)。やたらと大物ぶっていたが、思っていたほどではなかった。


他にも魅力的なキャラは多いんですが、めんどくさくなってきたのでこの辺で。ストーリーはウィキ辺りでチェックしてみてください(ここまで来てまさかの丸投げ)。※キャラについては主観入ってます。
スクライドって妄想の余地がないくらいギチギチに詰め込んであるので、二次創作はBLくらいしか思いつかないんですよ。カズかな一番推しなんですが、本編のシーン(特にカズマとかなみの出会いとか)だけで十分に萌えるんです。もうアレなんかやってないで、とっととかなみと結婚すればいいのに。でも公式でくっついたら、すぐ萎えるんだろうなー。ラスボス倒しちゃったし、最終話的に続編は無理だし。最終話がまさかの三十分丸ごとボコり愛(字が違う)とは誰も予想しなかっただろうな。予想の斜め上をいくスクライドが好きです。

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