旧記事:飛行計画系ゲーム ……思えば私のバッドエンド萌えはここからきてるんだよなー。中学の頃に初めてブラマト+プレイしたのがB/Mシリーズにハマったきっかけです。ちょうど中二病の年齢だったのもあって、あっという間にハマったなぁ。咎狗お目当ての方はご存じないと思うので、ストーリとキャラを軽く説明。今は公式もなくなっちゃったけどね。飛行計画のゲームは基本的に腐に優しいので、BL好きな方にはおススメなのです。もちろんNL萌えもできる私には嬉しい仕様です。 かなり長い&ネタバレ含むので畳みます。 続きを読む ☆ブラマト+ ・世界観&あらすじ 舞台は善悪が逆転した世界。愛、正義、平等などの本来は美徳とされることが逆に七つの大罪とされていて、色欲、強欲、暴食などが聖なる行いとされている。そして人間は白き鳥類の羽根を持つ者と、黒きコウモリの羽根を持つ者の二種類に分かれていた。黒い羽根を持つ者は白い羽を持つ者を支配しており、白き羽の者は奴隷として扱われる。 そんな中、半年以上寝込んでいたアベル(主人公・白羽根)が目覚めた時、見知らぬ少女(少年)がいた。彼女(彼)は「良かった、心配してたのよ」(キャラによって口調とか違うけど、要約するとこんな感じ)とアベルの目覚めを喜ぶ。しかしアベルには記憶がなかった。それを知った彼女(彼)は驚き、落胆するも「そのうち記憶は戻るわ」とアベルのリハビリに付き合ってくれる。そうして一年が過ぎたある日、家の外へ行ってみたいと彼女(彼)に伝えると「このペンダントを着けて」と言われる。街へ降りると、白い羽の者は裸で酷い目に遭わされていた。街の人々はアベルの事を「ああ、あのオカルトマニアの変人の奴隷かー」等と言う。彼女(彼)から奴隷扱いをされた事などなかったアベルは衝撃を受ける。更に服を着ていることもおかしいと非難される。その後、家に戻るとそこには異端審問官という教団の使者がいた。彼らは七つの大罪を犯したものを連行する役割があり、奴隷を可愛がっている(服を着せて人間扱いをしている)彼女(彼)を罪に問う。その時彼女(彼)はアベルの事を「愛している」と叫んでしまう。愛は最も重い罪で、当然彼女(彼)は連行されてしまう。……アベルは彼女(彼)を救出できるのか!? と、ここまでが第一章。プロローグです。彼女(彼)は黒羽根なので、「ご主人様」です。隠し(男)以外の五人はタイプの違う女子で、好みの子を選べる仕様。男ご主人様はコマンド入力で出てきます。私がプレイしたのはPS版なんですが、プリクラのフレームみたいな画面(周りに薔薇の花が散ってる)に出てきました。ぶっちゃけウケた。 ストーリはこの後、牢獄に入れられたアベルがそこで出会った大罪を犯した囚人仲間+黒羽根だけど弱者(これも罪)なため虐げられているピリポが仲間になります。世界観のせいか、ストーリーは基本的に暗い&鬱展開。 ・キャラ(パーティメンバー)紹介 ・アベル(名前変更可) 主人公。プレイヤーの分身系キャラなのでしゃべらない。プレイヤーが選んだ選択がそのままアベルの選択になる。愛の大邪神の鎧を手に入れる。 ・レブロブス(白羽根) ご主人様を殺した罪で捕まった、元剣闘士奴隷。マッチョ。ルートによっては因縁の相手と決着がつき、そのキャラが仲間になる(条件を満たさないと登場はしても仲間にならない)。自由の大邪神の鎧を手に入れる。 ・ガイウス(白羽根) 貧しい人々に分け与えるために強盗や殺人をしていて捕まった。ロンゲのイケメン。正義の大邪神の鎧を手に入れる。 ・ピリポ(黒羽根) 黒羽根だが前述の通り弱者なため、家族からも見放されていた。しかしそれは看守なら罪には問われないだろうという家族なりの愛情だった。グラフィックでもボロの服を着ている。勇気(だっけ?)の大邪神の鎧を手に入れる。設定では弱者だが、プレイヤー的には+における最強の武器属性・弓キャラで大変重宝する。 ・ヨハネ(黒羽根) 元太陽の神殿の神官。その為、牢屋での待遇もいい。戦闘では魔法を使う爺さん。しかしバイオリズムというシステムがあるため、使い勝手は微妙。ゾンビ魔法は面白い。 ・ルピルピ(黒羽根) ヨハネの弟子。若くて可愛いソフトクリーム頭(キャラデザのつちやきょうこ談)の女子だが、ヨハネに想いを寄せている。大罪の名のついたものではないが、大邪神の鎧を着ている。これを着るのには特別な資質が必要。剣も魔法も使え(回復は特に)重宝する。 ・マルコ(白羽根) 最後に登場する友情の大邪神の鎧を着た少年。私のお気に入りだが、いかんせん登場が遅く、レベルも固定なので、どうしても戦闘での活躍は難しい。最初に大邪神の鎧を着たことから「奇跡の少年」とも呼ばれる。 メインはこんな感じ。他にはどう見てもつちやさんデザインじゃないサブキャラが仲間になります。弓使いキャラのレベルを上げておけば大体何とかなりますが、終盤で見事に裏切ってくれるのでメインキャラのレベルもある程度は上げておかないと苦労します。 ・キャラ紹介(ご主人様) ・ドミナ 真ん中の開いた大胆な服装だが、性格は温和。パッケージに載っている。ルートによってはナースとして登場。仲間になる。その時はホーンというアイテムを装備しているため、回復魔法が使える。 ・プリカ ロールパン頭(つちやきょうこ談)のロリ。見た目通りのお子様。ご主人様に選ばなかった時は監獄に囚われていて、選択次第で仲間になる。弓使い。 ・クレージュ ショートヘアのボーイッシュ。好みではないのでご主人様に選んだことがないので性格は知らない。ルートによってはオスカーという名で顔を隠して登場。条件を満たすと仲間になる。剣使い。彼女が仲間になる事で、ゼロが仲間になる条件の一つを満たせる。 ・ミシェット ロリータファッション。女子ご主人様の中で一番のお気に入り。我儘なところもあるが、ぬいぐるみに名前をつけるなどの可愛らしい一面もある。ルートによって登場する。選んだ選択肢次第で仲間になったり、即・ ゲ ー ム オ ー バ ー になる。数時間プレイしてセーブしていなかった時にノリで選んだ選択でゲームオーバーになった事がある。……恐ろしい子! ・プラハ どう見ても女王様。性格は気は強いが割と優しい。プリカが仲間になっていない場合、代わりに仲間になる。貴重な鞭使い。 ・ゼロ 唯一の男ご主人様。CV.伊藤健太郎のイケメン。暖炉の前でアベルと共に毛布にくるまりながら「お前のその瞳が好きなんだ」的な事を言って、私を萌えるどころか笑わせてくれた。仲間にするのに最も条件が厳しい。苦労して仲間にしても大した見せ場はないし、それほど使い勝手も良くない。ご主人様に選ぶのには一番妥当な気がする。 もう発売から何年も経ってるし、エンディングネタバレもいいよね?……最後の方は選択肢の連続で、サタンになるかゴッドになるか迫られますが、どちらを選んでもアベルとご主人様以外はみんな死にます。いっそ清々しいくらいのバッドエンド。正真正銘、世界で二人きりです。ご主人様によってエンディングの台詞が変化します。ミシェットは「二人でいっぱい赤ちゃん作ろうね!」と生々しい事を言い、ゼロは「世界で二人っきりになっちゃったけど、オレたちなら何とかなる気がしないか」と開き直ります。うん、野郎二人じゃ開き直るしかないよね。以上、+についてでした。 ☆ブラマト2 今度はサイトで取り扱ってる2です。それでは世界観の説明から。 ・世界観&あらすじ 今度のブラマトは黒羽根は悪魔、白羽根は天使と私たちプレイヤーのイメージ通りの設定。それと人間の三種類の種族がある。レイジ(主人公)は夢を見ていた。見知らぬ黒い羽の女性が何かを言っている夢を。夢から覚めたレイジは見知らぬ場所にいて、その辺をうろうろしていたら夢に出てきた彼女の像を見つける。……彼女は一体誰なのかと疑問に思うレイジ。そんな彼の元に剣と鎧を身に着けた人間たちがやってくる。「復活していた!」「神の名のもとに天罰を!」的な事を口走る人間たち。何も覚えていない彼は、やっとの事で彼らを退けるが、新手がやってきてピンチになる。万事休すかと思われたその時、見知らぬ男女が助けに来る。「大丈夫かレイジ」「すぐそっちに行くから!」とどうやら仲間らしいと知る。三人で協力し、その場を乗り切ったレイジだが、あくまで知らないものは知らない。二人もレイジの様子がおかしい事を怪訝に思っているようだが、新手が次々と来るため、その場から脱出。その後、記憶が全くない事を二人に話す。成年はギルヴァイス、少女はヴィディアと名乗った。二人はレイジの幼馴染で、腹心の部下だと自己紹介をし、ここは魔界で自分たちは悪魔、そして人間軍に侵略されていると話す。ここまでがプロローグ。 世界観が変わってますが、記憶喪失はブラマトの伝統です。この次に語るooも主人公は記憶喪失。今度は声は各章開始時のレイジの声しかついてませんが、戦闘システムが俄然好みになってます。WT制という、キャラの重量で攻撃できる順番が決まります。例えば、重量級キャラ(主に撃剣や弓)が一度攻撃する際、軽量級キャラ(主に速剣や護剣)ならば軽いので二度攻撃可能だったりと、軽さのパロメーターが高ければ高いほど有利になるシステム。今までプレイしてきた中でブラマト2の戦闘システムが一番のお気に入りです。戦闘が楽しい。ルートは八つありますが、戦闘は全てのルート変わりなく全二十です。バトルタイトルとか強制出撃キャラとか細かいところは変わるけど。2はギャルゲー要素も入っててるな(笑)。選んだ選択肢によって各ヒロインルートに分岐、キャラによっては生存・死亡でエンディングが変わるし。ストーリーは若干+より明るいですが、選んだ選択肢によっては鬱展開やグロ展開はあり。スチルは出ないのがほとんどだけど。 次にキャラ紹介。今回はヒロインでも戦います。 ・レイジ(名前変更可) 主人公。悪魔で魔王ジーナローズの弟。記憶喪失後は周りが驚くほどに爽やかな好青年になった。性格はプレイヤーによる。記憶を失う前は血の雨を降らせる暴風雨「ジェネラル・テンペスト」と呼ばれ、カルテット(魔界の四天王)の一人だった。また、血のつながった実の姉である魔王ジーナローズを愛していた。自由行動時に移動する場所によっては過去の回想が見られる。回想時のレイジは表情が現在と別人の怖い顔をしている。 ・ヴィディア(ヒロイン) レイジの幼馴染兼腹心の部下。「キリング・ダスト」という別名もある。レイジがジーナローズを愛していることを知りながらも、彼に想いを寄せている。それは今も昔も変わらない。強気な性格だが、少しでもレイジに意識して欲しくて、ジーナローズのような長い髪にしているという健気な一面もある。昔は彼に冷たくされていたが、記憶を失った今の彼は鈍感だが優しい。彼女の片思いが報われるかはプレイヤーの選択次第。 ・ギルヴァイス(ルートあり) ヴィディアと同じく、幼馴染兼部下。戦いが専門のヴィディアとは違った参謀。明るいお調子者にも見えるが、基本的に根は真面目。ヴィディアの片思いを応援しているが、彼女が死んだ際にはレイジに「お前は望むか?俺との永遠を……」とかいう衝撃的な言葉を吐いてくる。(ここで「永遠を俺にくれ」を選ぶと彼のルートに入る) ・ジーナローズ(ヒロイン) 魔界を統べる魔王であり、レイジの実の姉。レイジの回想を見る限り、彼の恋心には気づいていなかった模様。ヴィディア曰く、「本当に綺麗な髪」の持ち主。私の一押しヒロイン。実は大昔、敵対する天使の長である大天使長・メルディエズと共に人間を生み出したという過去がある。そのため人間という種族そのものを溺愛し、「彼らが望むなら何だって与える」等と発言している。その上、人間たちが自分を殺すために城にやってきた時は本当に嬉しかった、この痛みを抱きしめて眠っていたい等と、M疑惑が生まれても仕方のない発言もしている。彼女のルートは生存か死亡か二種類あるが、どう転んでもバッドエンド。しかし一定数萌える人はいるはずだと信じている。 ・サファエル(ヒロイン) 魔界で兄とはぐれた天使。天使らしく慈愛に溢れた優しい性格。争いを好まないが、いざという時には戦う事もやむなし。傷病者キャンプでユーニに襲われている所でレイジに出会う。見捨てるか見捨てないかはプレイヤーの自由(見捨てた場合も特にスチルはない。グロ展開と思われるが、その辺は誰も突っ込まない)ユーニから助けた場合に仲間になり、選択次第で彼女のルートに入る。エンディングはよく覚えていないが、「戦いは終わり平和になりました」系の無難なラストだったと思う。 ・リィディエール(ヒロイン) 人間軍の女指揮官。外見がジーナローズと非常によく似ている(という設定)。人間だが周りから「神の御子」と呼ばれ特別扱いされている。ルートによってはレイジに殺されたり、思い切り悪人扱いだったりする。彼女のルートに入るのは難しい方だが、エンディングは皆が一番幸せになれるハッピーエンド仕様。 ・ユーニ 2における私の二番目にお気に入りのキャラ(一番はジーナローズ)で、可愛らしい顔をした悪魔の少年。見た目に反して言動が過激・残虐。翼コレクターで羽根フェチ。天使の白い羽→綺麗だからもいじゃお、悪魔の羽根(特にギルヴァイス)→カッコイイなぁ……欲しいなぁ、人間→翼がないのなら手足もいで遊ぼっと、という危険思考。カルテットの一人で、「フェザサイド」と呼ばれることもある。細身の外見通り、軽量級キャラで先頭においては大変重宝する。どのルートでも必ず仲間になるのも大変ありがたい。初期装備の短刀はテレポート&インバース(反撃封じ)の能力のついた非情に優秀な武器なので売ってはいけない。 ・パージュ 肉感的な美女悪魔。周りの生命力を吸い取る「スクィーズ」の能力を持つ。そのため彼女のそばには誰もいなかった。しかし魔力を供給する魔王ジーナローズが倒されたことで、その力を失う。その時に偶然森で出会った微笑みの愛らしい人間の少女・アンジェラと出会う。初めて抱きしめたぬくもりで母性に目覚める。別名はないが、カルテットの一人。選択さえ間違えなければ仲間になってくれる(ランガーがすでに仲間になっていた場合は強制的に仲間になる)。 ・フォレスター マッドサイエンティストの悪魔。眼鏡が似合う錬金術師。大抵の事は知っている、漫画やアニメには必ずいる頭脳系キャラ。自作のオートマターは「イモータル・フォース」と呼ばれている。何となくわかるだろうが、カルテット最後の一人。感情を乗せたオートマターであるマリアージュに戦闘を任せている。ルートによって仲間になったり、死んだり、マリアージュを壊されたりする。 ・ランガー フォレスターに「背徳の種」を埋め込まれたことによって、悪魔と同等の力を得た人間。昔、娘を大天使長・メルディエズに殺されたことから天使を深く憎んでいる。パージュとは実にいい雰囲気。アンジェラもセットで疑似家族萌え余裕。初登場時には名前が「筋肉質の男」となっており、軽く笑った。 ・エルラザク サファエルの兄で、レイジの昔からのライバル。サファエルとお揃いのペンダントを所持しており、それによってサファエルの居場所を特定する(サファエルルートのみ。)。その事はサファエルも知っているのだが、彼女のルートでもそのままペンダントを身に着けていたため、アンソロジーでは多数の作家から「捨てろよ」と突っ込まれている。私も突っ込んだ。ぶっちゃけラスボスより強い。「剛の天使」と呼ばれることもある。 ・メルディエズ 天使の長で、全ルート共通のラスボス。ジーナローズルートでは彼女に想いを寄せていたらしいことが明らかになるが、レイジに「姉さんの愛?……そんなもの貴様には欠片もくれてやらん」とあっさり斬り捨てられる。ラスボスなのにキャラの育成次第では三分もかからず倒せる。こんなに弱いラスボスは後にも先にも彼だけだ。白い衣を身に着けているため、四コマ(しかもカラー)で生足をネタにされていた。 これで大体私の萌えは伝わったんじゃないですかね。2はレイジナ中心に萌えています。ギル→ヴィディア→レイジ→ジーナローズの報われない一方通行もいいね! ☆ブラマトoo こちらもサイトでアベレア中心に取り扱ってます。 キャラデザがつちやきょうこさんから変わったので、少しはとっつきやすくなったかな?ストーリー展開もブラマトシリーズで一番優しい印象。それではさっそく世界観とあらすじ紹介。 ・世界観&あらすじ 世界には三種類の種族がいた。天使、悪魔、そして翼を持たないヒト。ヒトの中にはインセスト、別名「神の見えざる手」と呼ばれる者が一部いた。普通のヒトとインセストの見分け方は、天使や悪魔の翼の付け根のある部分に痣があるかどうか。 カイン(主人公)はキボートス島という田舎で暮らす少年。昔の記憶がないが、一緒に暮らしている少女・マティアと、変わり者だが物知りの灰色の羽根を持ったヨハネがいるので特に不満はなく、平和に暮らしていた。マティアの歌は聴く者を癒すような感じがして、カインは彼女のことが好きだった。ただしなぜかプロデヴォン教団の神父とマティアに懐いているニコという少年は露骨にカインを避けている。 いつまでもそんな日々が続くかに思われたが、ある一人の悪魔が島にやって来た事が全ての始まり。彼を追ってキボートス島にやって来た熾天使・ベイルはひょんな(?)事からマティアがインセストだと知り、教団で保護すると神父に告げる。あまりにも突然の事だったため、カインに同情した神父はその夜にマティアとの別れを惜しむ時間をくれる。夜の教会にマティアに会うためにやって来たカインは女悪魔・ルカと出会う。彼女はベイルと一緒にキボートス島に来ていた天使グリシナに怪我を負わされていた。記憶がなく、悪魔にも特に偏見のないカインは彼女に傷薬を塗ってあげようとするが、タイミングの悪い事にルカを追ってきたグリシナによって瀕死の重傷を負わされてしまう。そこにルカの仲間のザイオンがやってきて、彼女に撤退を求める。カインを気遣うルカだったが、ザイオンに目的を忘れるな的な事を言われ、しぶしぶ従う。 このまま死んでしまうのかと思われたカインだったが、ヨハネの同居人メフィストから白い翼を与えられ、事なきを得る。教団に攫われたマティアを救出するため、カインの防寒が始まる……。 ストーリーの展開は+と似てますが、世界観的にそれほど暗くないです。むしろブラマトとは思えないくらい明るい。ボーナスシナリオというキャラの裏話や本編い関係ないほのぼの話があるのも嬉しい。一番好きなのはやっぱりレアとの出会いが描かれる「アベル」です。 キャラ紹介 ・カイン(名前変更不可) フルボイス仕様なため、今度は名前固定です。選択肢もスペシャルエンド狙いでなければ好きなものを選んでOK。ゲームオーバーにならないし、ストーリーの大筋は変わりません。優しい……性格なんだけど、それゆえ優柔不断なところもあって、たまにイラッときますがいい子です。 ・ヨハネ カインの保護者。灰色の羽根の持ち主で、何を考えているのか解らなくなる時もしばしば。+と違って魔法の使い勝手がよくなってるけど、あまり戦闘には使ってない。 ・エクサル 明るく元気なサイファーパンク構成員見習い。しょうしょうおっちょこちょいだけどそこが魅力。助けてくれたヴァルトスを慕い尊敬している。 ・ルカ 「冷血のルカ」の異名を持つ女悪魔。クールな性格だが、アラギ関連になると熱くなる。リリスに自分の翼を与えた後のスチルはじわじわきた。 ・ザイオン ルカの相棒。冷静でルカを宥めることが多い。ルカが悪魔特有の病「渇き」に苦しんでいる時、彼女に適合する血と髄の持ち主であるリリスを殺そうかと躊躇っている所をエクサルに見つかる。でも殺す気はなかったようだ。 ・シリア ベイルの妹で四翼の天使。天使は翼の枚数が多ければ多いほど強いが、二枚の翼が一般的なため「規格外」と差別を受ている。リリスには「シリアお姉ちゃん」と慕われている。 ・スティエン 教団の僧兵だったが、教団の非道なインセストの実験を知り、リリスを連れて裏切る。クレイスの弟子でヒトの中では強い方。姉(カルディア)と弟(キロタ)がいる。 ・リリス 作中での験材料にされたり、エンブリオンに攫われそうになったり、ホワイトフェイスに身体からペインリングを取り出されたり。キロタと仲がいい。 ・キロタ カルディアとスティエンの弟。幼い少年なのに苦労人でしっかり者。リリスに恋心を抱いているようだが、まるで気づいてもらえない。 ・カルディア キロタとスティエンの姉。ベイルの副官。六翼のため、教団で孤立しがちなベイルを陰から支えている。エンブリオンからキロタを庇って死亡。 ・ベイル シリアの兄。六翼の規格外だが、テリオスの推薦と本人の努力により、十神将の熾天使の位につく。硬い性格と思いきや、キロタとの会話を見るかぎりそうでもなさそう。 ・ルビエル 十神将法天使。作中で登場した十神将の中では唯一の女性。実力主義者で、規格外に対する差別意識はこれと言ってない。副官のリプサリスは幼い頃にルビエルによって拾われ、育てられた。そのためか「お前のグリシナなどと一緒にしてもらっては困る。リプサリスは私が育て上げた傑作だ」などと得意げに語る、少々親バカ気味なところがある。法天使コンビは天使サイドのお気に入り。 ・リプサリス ルビエルの副官。両目とも見えないため、しばしば「弱者」「規格外」とホワイトフェイスに言われるが、「貴方とルビエル様は違います」と大人の対応をする。幼い頃捨てられたが、おかげでルビエルと出会う。彼女が抱えている人形はルビエルの片目の視力を分け与えるための物らしい(今は亡き公式より)。レッドムフロンに「殿方が贈りものを自分のために手に入れた時の喜びは格別です」などと言ってからかうお茶目な一面もある。 ・テリオス 臥天使の位につく腹黒な見た目少年、中身は老獪な天使。ベイルの父であるセイルズとは親友だった。そのためかベイルには友好的。よくルビエルと一緒にいる。おかげでテリルビに目覚めた。 ・クレイス テリオスの副官。ヒトながら天使・悪魔と同等レベルに強い。同僚のリプサリスや弟子のスティエンの前では素のようだが、テリオスに対しては尊敬と恩義を感じているようだ。 ・グリシナ 力天使レッドムフロンの副官。性別がないことがコンプレックスで、ベイルを好いているのに素直になれず苦しむ。容姿には自信を持っており、顔に傷をつけたカインを逆恨みして襲ってくるが返り討ちにあう。 いよいよ本命キャラ! ・アベル カインによく似た悪魔の少年。頭のアホ毛まで同じ。ただし髪と瞳の色が全然違う、雰囲気も全然違う、口調も性格も違う、とよく考えたら正反対。戦いを好まないカインとは逆で、好戦的。同じ悪魔で残虐なアラギでさえ彼が拳が壊れるくらい殴っている所には引いている。しかしレアを教団からさらう際、彼女を庇って負傷するなどの優しい面もある。……いや、貴重なインセストだからって理由かもしれないけど、そう思いたい。 レアと出会ってからは比較的優しそうだったり、憂いを秘めた表情をすることも多くなった(と思う)。中盤でアラギを殺害してペインリングを奪ってからは出番(見せ場)が増え、アベレア好きの私を喜ばせてくれた。カルヒン族の村ではレアも参戦。戦闘開始時の「アベル様の邪魔をする者に……死を」というボイスには思わず萌えた。結局敗北し、ふてくされてレアをおいてどこかに去った時は「コイツ」と思ったが、ちゃんと迎えに来たところはツンデレ萌えした。 最終章では分岐するため、言動がぶれる。身体をアラギに乗っ取られて、自らレアを殺害してしまった時の動揺は、間違いなく好感を抱いていた証拠である。また、別パターンの「マティアが待ってる。早く行ってやれ」とカインに言う彼は根は優しい。そんな彼が実にいい。 ・レア インセストの少女。教団に囚われていたがアベルに攫われ、自由を得る。「インセストの力を利用するために攫った」的な事を言うアベルに対して「それでも再び外の世界を見たいというわたしの願いは叶いました」と返す。アベルに恩を感じているためか、自ら彼の従者を名乗る。マティアと神父にしか懐かなかったニコにも慕われるあたり、どこかマティアに似ているのかもしれない。温和な性格だと思われるが、アベルのためならホワイトフェイスを殺害してペインリングを奪い取るなどの行動も厭わない。最終章ではほとんどのパターンで死んでしまう。その代わり、スペシャルエンドではゼロになったアベルに慕われ、マティアとの関係も良好。 ・アラギ 村に伝わるペインリングを盗んだ、全ての元凶にして実質上のラスボス。ルカの事は半分くらいは本気で好きなよう。バッドエンドのほとんどは彼が絡んでいる。スペシャルエンドでは妊娠しているルカを見て「あれはお前の子だろ?」等とザイオンをからかっている(悪魔は結合を必要としなくても子供が生まれる)。 キャラが多いなー。一部省略したのもいるけど、大体こんな感じ。エンディングは全部で五種類。みんな幸せスペシャルエンドは二週目じゃないと見られません。ほとんどの方の最初のエンディングは「彼女は微笑む」だと思う。トラウマになった方も多いんだろうな。キャラデザが可愛い分余計に。私は結構好きです。 DSS(ドラゴンシャドウスペル) 文字数が足りない!ので、一言。ジェフティ可愛いよ!転載ツンデレ少年+美脚生足半ズボン最高!兄貴ぶりたい未来の主人×将来の主人相手に「ウザい、うるさい、暑苦しい」呼ばわりの自称人生経験豊富少年万歳! 畳む #お引越し記事 #飛行計画系 各種語り,旧ブログサルベージ記事 2024/03/16(Sat)
……思えば私のバッドエンド萌えはここからきてるんだよなー。中学の頃に初めてブラマト+プレイしたのがB/Mシリーズにハマったきっかけです。ちょうど中二病の年齢だったのもあって、あっという間にハマったなぁ。咎狗お目当ての方はご存じないと思うので、ストーリとキャラを軽く説明。今は公式もなくなっちゃったけどね。飛行計画のゲームは基本的に腐に優しいので、BL好きな方にはおススメなのです。もちろんNL萌えもできる私には嬉しい仕様です。
かなり長い&ネタバレ含むので畳みます。
☆ブラマト+
・世界観&あらすじ
舞台は善悪が逆転した世界。愛、正義、平等などの本来は美徳とされることが逆に七つの大罪とされていて、色欲、強欲、暴食などが聖なる行いとされている。そして人間は白き鳥類の羽根を持つ者と、黒きコウモリの羽根を持つ者の二種類に分かれていた。黒い羽根を持つ者は白い羽を持つ者を支配しており、白き羽の者は奴隷として扱われる。
そんな中、半年以上寝込んでいたアベル(主人公・白羽根)が目覚めた時、見知らぬ少女(少年)がいた。彼女(彼)は「良かった、心配してたのよ」(キャラによって口調とか違うけど、要約するとこんな感じ)とアベルの目覚めを喜ぶ。しかしアベルには記憶がなかった。それを知った彼女(彼)は驚き、落胆するも「そのうち記憶は戻るわ」とアベルのリハビリに付き合ってくれる。そうして一年が過ぎたある日、家の外へ行ってみたいと彼女(彼)に伝えると「このペンダントを着けて」と言われる。街へ降りると、白い羽の者は裸で酷い目に遭わされていた。街の人々はアベルの事を「ああ、あのオカルトマニアの変人の奴隷かー」等と言う。彼女(彼)から奴隷扱いをされた事などなかったアベルは衝撃を受ける。更に服を着ていることもおかしいと非難される。その後、家に戻るとそこには異端審問官という教団の使者がいた。彼らは七つの大罪を犯したものを連行する役割があり、奴隷を可愛がっている(服を着せて人間扱いをしている)彼女(彼)を罪に問う。その時彼女(彼)はアベルの事を「愛している」と叫んでしまう。愛は最も重い罪で、当然彼女(彼)は連行されてしまう。……アベルは彼女(彼)を救出できるのか!?
と、ここまでが第一章。プロローグです。彼女(彼)は黒羽根なので、「ご主人様」です。隠し(男)以外の五人はタイプの違う女子で、好みの子を選べる仕様。男ご主人様はコマンド入力で出てきます。私がプレイしたのはPS版なんですが、プリクラのフレームみたいな画面(周りに薔薇の花が散ってる)に出てきました。ぶっちゃけウケた。
ストーリはこの後、牢獄に入れられたアベルがそこで出会った大罪を犯した囚人仲間+黒羽根だけど弱者(これも罪)なため虐げられているピリポが仲間になります。世界観のせいか、ストーリーは基本的に暗い&鬱展開。
・キャラ(パーティメンバー)紹介
・アベル(名前変更可)
主人公。プレイヤーの分身系キャラなのでしゃべらない。プレイヤーが選んだ選択がそのままアベルの選択になる。愛の大邪神の鎧を手に入れる。
・レブロブス(白羽根)
ご主人様を殺した罪で捕まった、元剣闘士奴隷。マッチョ。ルートによっては因縁の相手と決着がつき、そのキャラが仲間になる(条件を満たさないと登場はしても仲間にならない)。自由の大邪神の鎧を手に入れる。
・ガイウス(白羽根)
貧しい人々に分け与えるために強盗や殺人をしていて捕まった。ロンゲのイケメン。正義の大邪神の鎧を手に入れる。
・ピリポ(黒羽根)
黒羽根だが前述の通り弱者なため、家族からも見放されていた。しかしそれは看守なら罪には問われないだろうという家族なりの愛情だった。グラフィックでもボロの服を着ている。勇気(だっけ?)の大邪神の鎧を手に入れる。設定では弱者だが、プレイヤー的には+における最強の武器属性・弓キャラで大変重宝する。
・ヨハネ(黒羽根)
元太陽の神殿の神官。その為、牢屋での待遇もいい。戦闘では魔法を使う爺さん。しかしバイオリズムというシステムがあるため、使い勝手は微妙。ゾンビ魔法は面白い。
・ルピルピ(黒羽根)
ヨハネの弟子。若くて可愛いソフトクリーム頭(キャラデザのつちやきょうこ談)の女子だが、ヨハネに想いを寄せている。大罪の名のついたものではないが、大邪神の鎧を着ている。これを着るのには特別な資質が必要。剣も魔法も使え(回復は特に)重宝する。
・マルコ(白羽根)
最後に登場する友情の大邪神の鎧を着た少年。私のお気に入りだが、いかんせん登場が遅く、レベルも固定なので、どうしても戦闘での活躍は難しい。最初に大邪神の鎧を着たことから「奇跡の少年」とも呼ばれる。
メインはこんな感じ。他にはどう見てもつちやさんデザインじゃないサブキャラが仲間になります。弓使いキャラのレベルを上げておけば大体何とかなりますが、終盤で見事に裏切ってくれるのでメインキャラのレベルもある程度は上げておかないと苦労します。
・キャラ紹介(ご主人様)
・ドミナ
真ん中の開いた大胆な服装だが、性格は温和。パッケージに載っている。ルートによってはナースとして登場。仲間になる。その時はホーンというアイテムを装備しているため、回復魔法が使える。
・プリカ
ロールパン頭(つちやきょうこ談)のロリ。見た目通りのお子様。ご主人様に選ばなかった時は監獄に囚われていて、選択次第で仲間になる。弓使い。
・クレージュ
ショートヘアのボーイッシュ。好みではないのでご主人様に選んだことがないので性格は知らない。ルートによってはオスカーという名で顔を隠して登場。条件を満たすと仲間になる。剣使い。彼女が仲間になる事で、ゼロが仲間になる条件の一つを満たせる。
・ミシェット
ロリータファッション。女子ご主人様の中で一番のお気に入り。我儘なところもあるが、ぬいぐるみに名前をつけるなどの可愛らしい一面もある。ルートによって登場する。選んだ選択肢次第で仲間になったり、即・ ゲ ー ム オ ー バ ー になる。数時間プレイしてセーブしていなかった時にノリで選んだ選択でゲームオーバーになった事がある。……恐ろしい子!
・プラハ
どう見ても女王様。性格は気は強いが割と優しい。プリカが仲間になっていない場合、代わりに仲間になる。貴重な鞭使い。
・ゼロ
唯一の男ご主人様。CV.伊藤健太郎のイケメン。暖炉の前でアベルと共に毛布にくるまりながら「お前のその瞳が好きなんだ」的な事を言って、私を萌えるどころか笑わせてくれた。仲間にするのに最も条件が厳しい。苦労して仲間にしても大した見せ場はないし、それほど使い勝手も良くない。ご主人様に選ぶのには一番妥当な気がする。
もう発売から何年も経ってるし、エンディングネタバレもいいよね?……最後の方は選択肢の連続で、サタンになるかゴッドになるか迫られますが、どちらを選んでもアベルとご主人様以外はみんな死にます。いっそ清々しいくらいのバッドエンド。正真正銘、世界で二人きりです。ご主人様によってエンディングの台詞が変化します。ミシェットは「二人でいっぱい赤ちゃん作ろうね!」と生々しい事を言い、ゼロは「世界で二人っきりになっちゃったけど、オレたちなら何とかなる気がしないか」と開き直ります。うん、野郎二人じゃ開き直るしかないよね。以上、+についてでした。
☆ブラマト2
今度はサイトで取り扱ってる2です。それでは世界観の説明から。
・世界観&あらすじ
今度のブラマトは黒羽根は悪魔、白羽根は天使と私たちプレイヤーのイメージ通りの設定。それと人間の三種類の種族がある。レイジ(主人公)は夢を見ていた。見知らぬ黒い羽の女性が何かを言っている夢を。夢から覚めたレイジは見知らぬ場所にいて、その辺をうろうろしていたら夢に出てきた彼女の像を見つける。……彼女は一体誰なのかと疑問に思うレイジ。そんな彼の元に剣と鎧を身に着けた人間たちがやってくる。「復活していた!」「神の名のもとに天罰を!」的な事を口走る人間たち。何も覚えていない彼は、やっとの事で彼らを退けるが、新手がやってきてピンチになる。万事休すかと思われたその時、見知らぬ男女が助けに来る。「大丈夫かレイジ」「すぐそっちに行くから!」とどうやら仲間らしいと知る。三人で協力し、その場を乗り切ったレイジだが、あくまで知らないものは知らない。二人もレイジの様子がおかしい事を怪訝に思っているようだが、新手が次々と来るため、その場から脱出。その後、記憶が全くない事を二人に話す。成年はギルヴァイス、少女はヴィディアと名乗った。二人はレイジの幼馴染で、腹心の部下だと自己紹介をし、ここは魔界で自分たちは悪魔、そして人間軍に侵略されていると話す。ここまでがプロローグ。
世界観が変わってますが、記憶喪失はブラマトの伝統です。この次に語るooも主人公は記憶喪失。今度は声は各章開始時のレイジの声しかついてませんが、戦闘システムが俄然好みになってます。WT制という、キャラの重量で攻撃できる順番が決まります。例えば、重量級キャラ(主に撃剣や弓)が一度攻撃する際、軽量級キャラ(主に速剣や護剣)ならば軽いので二度攻撃可能だったりと、軽さのパロメーターが高ければ高いほど有利になるシステム。今までプレイしてきた中でブラマト2の戦闘システムが一番のお気に入りです。戦闘が楽しい。ルートは八つありますが、戦闘は全てのルート変わりなく全二十です。バトルタイトルとか強制出撃キャラとか細かいところは変わるけど。2はギャルゲー要素も入っててるな(笑)。選んだ選択肢によって各ヒロインルートに分岐、キャラによっては生存・死亡でエンディングが変わるし。ストーリーは若干+より明るいですが、選んだ選択肢によっては鬱展開やグロ展開はあり。スチルは出ないのがほとんどだけど。
次にキャラ紹介。今回はヒロインでも戦います。
・レイジ(名前変更可)
主人公。悪魔で魔王ジーナローズの弟。記憶喪失後は周りが驚くほどに爽やかな好青年になった。性格はプレイヤーによる。記憶を失う前は血の雨を降らせる暴風雨「ジェネラル・テンペスト」と呼ばれ、カルテット(魔界の四天王)の一人だった。また、血のつながった実の姉である魔王ジーナローズを愛していた。自由行動時に移動する場所によっては過去の回想が見られる。回想時のレイジは表情が現在と別人の怖い顔をしている。
・ヴィディア(ヒロイン)
レイジの幼馴染兼腹心の部下。「キリング・ダスト」という別名もある。レイジがジーナローズを愛していることを知りながらも、彼に想いを寄せている。それは今も昔も変わらない。強気な性格だが、少しでもレイジに意識して欲しくて、ジーナローズのような長い髪にしているという健気な一面もある。昔は彼に冷たくされていたが、記憶を失った今の彼は鈍感だが優しい。彼女の片思いが報われるかはプレイヤーの選択次第。
・ギルヴァイス(ルートあり)
ヴィディアと同じく、幼馴染兼部下。戦いが専門のヴィディアとは違った参謀。明るいお調子者にも見えるが、基本的に根は真面目。ヴィディアの片思いを応援しているが、彼女が死んだ際にはレイジに「お前は望むか?俺との永遠を……」とかいう衝撃的な言葉を吐いてくる。(ここで「永遠を俺にくれ」を選ぶと彼のルートに入る)
・ジーナローズ(ヒロイン)
魔界を統べる魔王であり、レイジの実の姉。レイジの回想を見る限り、彼の恋心には気づいていなかった模様。ヴィディア曰く、「本当に綺麗な髪」の持ち主。私の一押しヒロイン。実は大昔、敵対する天使の長である大天使長・メルディエズと共に人間を生み出したという過去がある。そのため人間という種族そのものを溺愛し、「彼らが望むなら何だって与える」等と発言している。その上、人間たちが自分を殺すために城にやってきた時は本当に嬉しかった、この痛みを抱きしめて眠っていたい等と、M疑惑が生まれても仕方のない発言もしている。彼女のルートは生存か死亡か二種類あるが、どう転んでもバッドエンド。しかし一定数萌える人はいるはずだと信じている。
・サファエル(ヒロイン)
魔界で兄とはぐれた天使。天使らしく慈愛に溢れた優しい性格。争いを好まないが、いざという時には戦う事もやむなし。傷病者キャンプでユーニに襲われている所でレイジに出会う。見捨てるか見捨てないかはプレイヤーの自由(見捨てた場合も特にスチルはない。グロ展開と思われるが、その辺は誰も突っ込まない)ユーニから助けた場合に仲間になり、選択次第で彼女のルートに入る。エンディングはよく覚えていないが、「戦いは終わり平和になりました」系の無難なラストだったと思う。
・リィディエール(ヒロイン)
人間軍の女指揮官。外見がジーナローズと非常によく似ている(という設定)。人間だが周りから「神の御子」と呼ばれ特別扱いされている。ルートによってはレイジに殺されたり、思い切り悪人扱いだったりする。彼女のルートに入るのは難しい方だが、エンディングは皆が一番幸せになれるハッピーエンド仕様。
・ユーニ
2における私の二番目にお気に入りのキャラ(一番はジーナローズ)で、可愛らしい顔をした悪魔の少年。見た目に反して言動が過激・残虐。翼コレクターで羽根フェチ。天使の白い羽→綺麗だからもいじゃお、悪魔の羽根(特にギルヴァイス)→カッコイイなぁ……欲しいなぁ、人間→翼がないのなら手足もいで遊ぼっと、という危険思考。カルテットの一人で、「フェザサイド」と呼ばれることもある。細身の外見通り、軽量級キャラで先頭においては大変重宝する。どのルートでも必ず仲間になるのも大変ありがたい。初期装備の短刀はテレポート&インバース(反撃封じ)の能力のついた非情に優秀な武器なので売ってはいけない。
・パージュ
肉感的な美女悪魔。周りの生命力を吸い取る「スクィーズ」の能力を持つ。そのため彼女のそばには誰もいなかった。しかし魔力を供給する魔王ジーナローズが倒されたことで、その力を失う。その時に偶然森で出会った微笑みの愛らしい人間の少女・アンジェラと出会う。初めて抱きしめたぬくもりで母性に目覚める。別名はないが、カルテットの一人。選択さえ間違えなければ仲間になってくれる(ランガーがすでに仲間になっていた場合は強制的に仲間になる)。
・フォレスター
マッドサイエンティストの悪魔。眼鏡が似合う錬金術師。大抵の事は知っている、漫画やアニメには必ずいる頭脳系キャラ。自作のオートマターは「イモータル・フォース」と呼ばれている。何となくわかるだろうが、カルテット最後の一人。感情を乗せたオートマターであるマリアージュに戦闘を任せている。ルートによって仲間になったり、死んだり、マリアージュを壊されたりする。
・ランガー
フォレスターに「背徳の種」を埋め込まれたことによって、悪魔と同等の力を得た人間。昔、娘を大天使長・メルディエズに殺されたことから天使を深く憎んでいる。パージュとは実にいい雰囲気。アンジェラもセットで疑似家族萌え余裕。初登場時には名前が「筋肉質の男」となっており、軽く笑った。
・エルラザク
サファエルの兄で、レイジの昔からのライバル。サファエルとお揃いのペンダントを所持しており、それによってサファエルの居場所を特定する(サファエルルートのみ。)。その事はサファエルも知っているのだが、彼女のルートでもそのままペンダントを身に着けていたため、アンソロジーでは多数の作家から「捨てろよ」と突っ込まれている。私も突っ込んだ。ぶっちゃけラスボスより強い。「剛の天使」と呼ばれることもある。
・メルディエズ
天使の長で、全ルート共通のラスボス。ジーナローズルートでは彼女に想いを寄せていたらしいことが明らかになるが、レイジに「姉さんの愛?……そんなもの貴様には欠片もくれてやらん」とあっさり斬り捨てられる。ラスボスなのにキャラの育成次第では三分もかからず倒せる。こんなに弱いラスボスは後にも先にも彼だけだ。白い衣を身に着けているため、四コマ(しかもカラー)で生足をネタにされていた。
これで大体私の萌えは伝わったんじゃないですかね。2はレイジナ中心に萌えています。ギル→ヴィディア→レイジ→ジーナローズの報われない一方通行もいいね!
☆ブラマトoo
こちらもサイトでアベレア中心に取り扱ってます。
キャラデザがつちやきょうこさんから変わったので、少しはとっつきやすくなったかな?ストーリー展開もブラマトシリーズで一番優しい印象。それではさっそく世界観とあらすじ紹介。
・世界観&あらすじ
世界には三種類の種族がいた。天使、悪魔、そして翼を持たないヒト。ヒトの中にはインセスト、別名「神の見えざる手」と呼ばれる者が一部いた。普通のヒトとインセストの見分け方は、天使や悪魔の翼の付け根のある部分に痣があるかどうか。
カイン(主人公)はキボートス島という田舎で暮らす少年。昔の記憶がないが、一緒に暮らしている少女・マティアと、変わり者だが物知りの灰色の羽根を持ったヨハネがいるので特に不満はなく、平和に暮らしていた。マティアの歌は聴く者を癒すような感じがして、カインは彼女のことが好きだった。ただしなぜかプロデヴォン教団の神父とマティアに懐いているニコという少年は露骨にカインを避けている。
いつまでもそんな日々が続くかに思われたが、ある一人の悪魔が島にやって来た事が全ての始まり。彼を追ってキボートス島にやって来た熾天使・ベイルはひょんな(?)事からマティアがインセストだと知り、教団で保護すると神父に告げる。あまりにも突然の事だったため、カインに同情した神父はその夜にマティアとの別れを惜しむ時間をくれる。夜の教会にマティアに会うためにやって来たカインは女悪魔・ルカと出会う。彼女はベイルと一緒にキボートス島に来ていた天使グリシナに怪我を負わされていた。記憶がなく、悪魔にも特に偏見のないカインは彼女に傷薬を塗ってあげようとするが、タイミングの悪い事にルカを追ってきたグリシナによって瀕死の重傷を負わされてしまう。そこにルカの仲間のザイオンがやってきて、彼女に撤退を求める。カインを気遣うルカだったが、ザイオンに目的を忘れるな的な事を言われ、しぶしぶ従う。
このまま死んでしまうのかと思われたカインだったが、ヨハネの同居人メフィストから白い翼を与えられ、事なきを得る。教団に攫われたマティアを救出するため、カインの防寒が始まる……。
ストーリーの展開は+と似てますが、世界観的にそれほど暗くないです。むしろブラマトとは思えないくらい明るい。ボーナスシナリオというキャラの裏話や本編い関係ないほのぼの話があるのも嬉しい。一番好きなのはやっぱりレアとの出会いが描かれる「アベル」です。
キャラ紹介
・カイン(名前変更不可)
フルボイス仕様なため、今度は名前固定です。選択肢もスペシャルエンド狙いでなければ好きなものを選んでOK。ゲームオーバーにならないし、ストーリーの大筋は変わりません。優しい……性格なんだけど、それゆえ優柔不断なところもあって、たまにイラッときますがいい子です。
・ヨハネ
カインの保護者。灰色の羽根の持ち主で、何を考えているのか解らなくなる時もしばしば。+と違って魔法の使い勝手がよくなってるけど、あまり戦闘には使ってない。
・エクサル
明るく元気なサイファーパンク構成員見習い。しょうしょうおっちょこちょいだけどそこが魅力。助けてくれたヴァルトスを慕い尊敬している。
・ルカ
「冷血のルカ」の異名を持つ女悪魔。クールな性格だが、アラギ関連になると熱くなる。リリスに自分の翼を与えた後のスチルはじわじわきた。
・ザイオン
ルカの相棒。冷静でルカを宥めることが多い。ルカが悪魔特有の病「渇き」に苦しんでいる時、彼女に適合する血と髄の持ち主であるリリスを殺そうかと躊躇っている所をエクサルに見つかる。でも殺す気はなかったようだ。
・シリア
ベイルの妹で四翼の天使。天使は翼の枚数が多ければ多いほど強いが、二枚の翼が一般的なため「規格外」と差別を受ている。リリスには「シリアお姉ちゃん」と慕われている。
・スティエン
教団の僧兵だったが、教団の非道なインセストの実験を知り、リリスを連れて裏切る。クレイスの弟子でヒトの中では強い方。姉(カルディア)と弟(キロタ)がいる。
・リリス
作中での験材料にされたり、エンブリオンに攫われそうになったり、ホワイトフェイスに身体からペインリングを取り出されたり。キロタと仲がいい。
・キロタ
カルディアとスティエンの弟。幼い少年なのに苦労人でしっかり者。リリスに恋心を抱いているようだが、まるで気づいてもらえない。
・カルディア
キロタとスティエンの姉。ベイルの副官。六翼のため、教団で孤立しがちなベイルを陰から支えている。エンブリオンからキロタを庇って死亡。
・ベイル
シリアの兄。六翼の規格外だが、テリオスの推薦と本人の努力により、十神将の熾天使の位につく。硬い性格と思いきや、キロタとの会話を見るかぎりそうでもなさそう。
・ルビエル
十神将法天使。作中で登場した十神将の中では唯一の女性。実力主義者で、規格外に対する差別意識はこれと言ってない。副官のリプサリスは幼い頃にルビエルによって拾われ、育てられた。そのためか「お前のグリシナなどと一緒にしてもらっては困る。リプサリスは私が育て上げた傑作だ」などと得意げに語る、少々親バカ気味なところがある。法天使コンビは天使サイドのお気に入り。
・リプサリス
ルビエルの副官。両目とも見えないため、しばしば「弱者」「規格外」とホワイトフェイスに言われるが、「貴方とルビエル様は違います」と大人の対応をする。幼い頃捨てられたが、おかげでルビエルと出会う。彼女が抱えている人形はルビエルの片目の視力を分け与えるための物らしい(今は亡き公式より)。レッドムフロンに「殿方が贈りものを自分のために手に入れた時の喜びは格別です」などと言ってからかうお茶目な一面もある。
・テリオス
臥天使の位につく腹黒な見た目少年、中身は老獪な天使。ベイルの父であるセイルズとは親友だった。そのためかベイルには友好的。よくルビエルと一緒にいる。おかげでテリルビに目覚めた。
・クレイス
テリオスの副官。ヒトながら天使・悪魔と同等レベルに強い。同僚のリプサリスや弟子のスティエンの前では素のようだが、テリオスに対しては尊敬と恩義を感じているようだ。
・グリシナ
力天使レッドムフロンの副官。性別がないことがコンプレックスで、ベイルを好いているのに素直になれず苦しむ。容姿には自信を持っており、顔に傷をつけたカインを逆恨みして襲ってくるが返り討ちにあう。
いよいよ本命キャラ!
・アベル
カインによく似た悪魔の少年。頭のアホ毛まで同じ。ただし髪と瞳の色が全然違う、雰囲気も全然違う、口調も性格も違う、とよく考えたら正反対。戦いを好まないカインとは逆で、好戦的。同じ悪魔で残虐なアラギでさえ彼が拳が壊れるくらい殴っている所には引いている。しかしレアを教団からさらう際、彼女を庇って負傷するなどの優しい面もある。……いや、貴重なインセストだからって理由かもしれないけど、そう思いたい。
レアと出会ってからは比較的優しそうだったり、憂いを秘めた表情をすることも多くなった(と思う)。中盤でアラギを殺害してペインリングを奪ってからは出番(見せ場)が増え、アベレア好きの私を喜ばせてくれた。カルヒン族の村ではレアも参戦。戦闘開始時の「アベル様の邪魔をする者に……死を」というボイスには思わず萌えた。結局敗北し、ふてくされてレアをおいてどこかに去った時は「コイツ」と思ったが、ちゃんと迎えに来たところはツンデレ萌えした。
最終章では分岐するため、言動がぶれる。身体をアラギに乗っ取られて、自らレアを殺害してしまった時の動揺は、間違いなく好感を抱いていた証拠である。また、別パターンの「マティアが待ってる。早く行ってやれ」とカインに言う彼は根は優しい。そんな彼が実にいい。
・レア
インセストの少女。教団に囚われていたがアベルに攫われ、自由を得る。「インセストの力を利用するために攫った」的な事を言うアベルに対して「それでも再び外の世界を見たいというわたしの願いは叶いました」と返す。アベルに恩を感じているためか、自ら彼の従者を名乗る。マティアと神父にしか懐かなかったニコにも慕われるあたり、どこかマティアに似ているのかもしれない。温和な性格だと思われるが、アベルのためならホワイトフェイスを殺害してペインリングを奪い取るなどの行動も厭わない。最終章ではほとんどのパターンで死んでしまう。その代わり、スペシャルエンドではゼロになったアベルに慕われ、マティアとの関係も良好。
・アラギ
村に伝わるペインリングを盗んだ、全ての元凶にして実質上のラスボス。ルカの事は半分くらいは本気で好きなよう。バッドエンドのほとんどは彼が絡んでいる。スペシャルエンドでは妊娠しているルカを見て「あれはお前の子だろ?」等とザイオンをからかっている(悪魔は結合を必要としなくても子供が生まれる)。
キャラが多いなー。一部省略したのもいるけど、大体こんな感じ。エンディングは全部で五種類。みんな幸せスペシャルエンドは二週目じゃないと見られません。ほとんどの方の最初のエンディングは「彼女は微笑む」だと思う。トラウマになった方も多いんだろうな。キャラデザが可愛い分余計に。私は結構好きです。
DSS(ドラゴンシャドウスペル)
文字数が足りない!ので、一言。ジェフティ可愛いよ!転載ツンデレ少年+美脚生足半ズボン最高!兄貴ぶりたい未来の主人×将来の主人相手に「ウザい、うるさい、暑苦しい」呼ばわりの自称人生経験豊富少年万歳!
畳む
#お引越し記事 #飛行計画系