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-りずのブログ、略してりブロ。-
旧記事:映画「海月姫」感想

朝もはよから観てきましたよ!
ギリギリで実写版の暗殺教室の予告に間に合ったところでした。
やっぱり山田くんの渚君は少々違和感。
いや、彼も女装が似合うという点は認めますよ。
理想の息子での彼の女装は白点満点中九十点ですし(特にミニスカポリスが個人的ツボ)。
でも渚君は低身長設定なので、(失礼だけど)同じく低身長っぽい山田くんでも髪型で違和感があるんです。
実写に色々求めすぎですね。
STの予告編の青山の「赤城さんには~」の台詞は、燃え。
あと甥の一生映画化ですか。
そっちは読んでいないんですが、同じ作者さんの『姉の結婚』は七巻まで読んでるので、気になりました。

では、海月姫本編感想箇条書き↓


・いきなりお母さんと幼女(幼女というのもアレだ)の会話。
「(クラゲを見て)……お姫様みたい」by幼女
「大きくなったらクラゲみたいな真っ白のドレス着てお嫁に……」byお母さん
クラゲを見て、どこをどう『お姫様』っぽいと解釈したのか?
その辺は子供独自の感覚でしょうか。
そして数年後、彼女は「ごめんなさいお母さん。私は見事に腐った女の子になっていました」by月海。
『腐った女の子』=『腐女子』って思いますよね?
でも彼女は『クラゲオタク』でした。
この辺にちょっと疑問なんですが、『オタク』=『同人関係のアニメやゲーム、マンが好き』って言うイメージなんですが、世間的には違うんですか?
・主人公である月海(つきみ)の他にも『三国志オタク』とか『和物オタク』『鉄女』『枯れ専』……と、なかなか濃いラインナップのオタクたち。
すみませんが、『オタク』=『同(ry)。
彼女たちが住むのが『天水館』。
そして彼女たちは一般人相手には全員揃いも揃ってコミュ障の『尼~ず』を自称していて、『恋愛なんかいらない』という共通意識を持っています。
この辺は同人者にも通じるところがあるんじゃないでしょうか。
・そんな尼~ずの一人で主人公の月海は渋谷のクラゲ展に行ってみるものの、周りの同年代がオシャレ過ぎて尻込み。
結局見れないまま帰ってきます。
そんな彼女を慰めて、『ここが一番!』と同調するのが前述の各種オタク女性たち。
ここらへんまでがプロローグ。
・ある日、月海はいつもの行きつけのペットショップの水槽にいるクラゲ『クララ』(売り物なのに勝手に名前つけてる)のいる水槽に、別の種類のクラゲがいる事に気づきます。
そのクラゲとクララは一緒の水槽で飼うと片方が弱ってしまうということを、流石はクラゲオタクなだけに知っていた月海は、コミュ障とは思えないほど早口で店員(バイトでよくチャラ男)にマシンガントークで訴えます。
最後には勢い余って強引になってしまい、突き飛ばされてしまいます。
その時、謎の美女が「女の子に何すんだよ」的なことを言って助けてくれます。
……もちろん予告編で予備知識はありますから、彼が男だということは観客的にはすでに知っています。
突如現れた美女にドキッとするバイト君は月海の言うことをまともに聞き、美女は「じゃあそのクラゲちょうだい」と迫ります。
「でも店長がいないし……」「死んだって事にすればいいじゃん」ということで、クラゲは無事、買取決定。
・翌朝月海が目覚めると、そこには昨日の美女が一緒にいました。
起きてみると、彼はボクサー一丁。
……どう見ても男です。
男厳禁な天水館に、彼がいると当然大変。
でも彼は能天気に「君って処女?」なんてこと訊いてきます。
石化する月海の反応に「ああ、処女ね」なんて納得する彼。
でも今でも婚前交渉NGってタイプもいるし、二十歳で処女は別に普通じゃないの?
むしろ今時の少女漫画が過激なだけだと思うんだ。
・そして彼の兄登場。……ここまでの流れはよく覚えてないけど、とにかく登場。
そして彼は三十過ぎで童貞だそうで……。
女はともかく、男は二十歳過ぎには童貞卒業してるものだと普通に思ってた(笑)。
そういやイクシオンサーガDTも色々な意味で酷かった。
特にゴールデンボンバーによるOPとEDの下ネタはもう、ね?
この兄弟の父親は、映画でよくありますね、政治家です。
・「世間はニートに冷たいよ?」と容赦なく天水館を壊されそうになる面々の前で言い放つ弟。
私も現在ニートだけど、今までの人生がハードモードだったためか、現在は割とイージーモードです(笑)。
とにかく金を稼ごうとフリマでそれぞれのいらんもんを売りに出しますが、当然彼女たちの価値観は世間と大きくズレており、勝がちぐはぐで売れません。
そんな中、月海の作ったクラゲのマスコットが「可愛い」と絶賛、その流れでクラゲのドレスを作る事に。
・その合間、どう見てもヒールな役どころのお姉さんが童貞兄(童貞連呼すんな)をニセ既成事実を作り、その後それを彼につきつけます。
この時の彼女の台詞が耳から離れません>「可愛いチェリーちゃんv」。
・出来上がり(はまだですが)のクラゲのドレスは個人的には微妙の一言。
なんかきゃりーちゃん思い出す方向のセンスです。
そして天水館でファッションショー開催を弟が提案。
無理だよ、なんて保守的な女性陣に色々言います。
そして三国志オタ(だったと思う)が、「理想のモデル体型だからモデルやれ」と一言。
言われた彼女は自分の昔の渾名が竹ぼうきだったと嫌がりますが、和物オタはかってに大体こんなもんだったんだろ?的な失礼な渾名を他の面々に言って、アンタはまだマシだよと励まします。
・いなり(だっけ、とりあえず例のヒール女)はいきなり天水館の買取決定を言い渡しに来ます。
イイ感じにねっとり言葉責めからの勝利の笑い。
ここまでくるといっそ清々しい!
突き抜けた悪役は大好きです。
・父親の選挙の最中に選挙カーでファッションショーの宣伝に乱入する弟。
女装姿のどう見ても美女なのに、素晴らしい熱血漢ぶり。
クールキャラも好きだけど熱血も大好物ですv
慌てるヒール女に一言言いたい。
「ザ・マ・ア・!」
・ファッションショーの音楽は昔懐かし『硝子の少年』を思い出しました。
・ラストは何とかハッピーエンド。
シンデレラストーリーの鉄板展開でした。
畳む


とりあえず、私の中の『オタク』の定義が大きく揺れる映画でした。
帰りはサブウェイのBLTの野菜全種二倍を食べて帰宅……の予定が、この後いい事が!
それは更新時に書きますね。
一言で言えば『ファッションモンスター』な映画でしたね!

#お引っ越し記事 #映画感想 #海月姫