執筆応援企画SS集
思い出に刺される
あれから、もう何年経ったのだろうか。
地元の顔なじみとバラバラになる中学卒業、高校入学して大学進学して、待遇の良さで選んだ中小企業に就職して。毎日ほぼ同じような仕事を淡々とこなす。たまに同僚と上司の愚痴で盛り上がる。
俺みたいな奴はどこにでもいる。特別な存在やすごい何者かにもなれない。その他大勢の一般ピープル、普通の人。モブ。決して主人公になることはない代わり、社会から逸脱することもなく、今時よく聞く生きづらい人でもない。埋没がまるで悪いことのように語られることもあるが、それの何が悪いのだろうか。平和平穏に平生を過ごしていけるのならそれに越したことはない。突出した特別な誰かは良くも悪くも突き抜けているからこそ「特別」であり、ごく普通の一般人とはかけ離れているからこそ「生きづらい」だろうと思う。
まあ、平凡な俺にはそんな「生きづらい特別な何者か」のことなどわかるわけもないのだが。
そんな平々凡々な俺は自分には馴染みのない大衆居酒屋にいた。
地域密着型の個人経営の店らしい。なのに広間と呼んで差し支えない広い座間があり、合体させたテーブルと所狭しと座布団が敷かれている。大人数で賑やかに、一緒に酒を飲んでいる奴らの大半はすでに名前を忘れた元クラスメイト。
今日の集まりは同窓会だ。
「俺らも大人になったよな」
らしくもなくしみじみと呟いたのは小山、中学時代につるんでいた奴らの中で一番馬が合っていた奴だ。最初こそとっつきにくいと思っていたはずが、実際に話してみると俺と同じくマイナーなインディーズバンドのファンだったという共通点もあって一気に親しくなった。趣味が同じ、特にマイナーな好みをしている俺にとっては同志と共にライブ会場に行くという経験をさせてくれた友達だ。
「……だな。今となっては気軽にライブにも通えなくなったもんな」
大人になると半年後の予定は必ずしも達成できるとは限らないと知った。
「予定は未定だもんな。予定は想定であって、確定じゃない」
「ほんとそれ」
ライブに通えない悲しみを嘆く俺らの話に入って来たのは土屋。
見るからに外向的で積極的な土屋は本当に誰に対しても臆さず話しかけてくる。今どきの言い方をすると「陽キャ」と言えば合っているだろうか。
「俺も前々から『この日に同窓会あるから』って言ってんのに、カミさんの奴『カビの生えた思い出話と今を生きる我が子のお受験、どっちが大事なの?』なんて言いやがって。大人に、特に親になると自分のことなんか二の次にしなきゃならなくなる。」
「へ、へぇ……」
「大変だな」
滔々と唐突に家庭の愚痴を吐き出す土屋に生返事を返すと、「お前も俺の話を聞きたいだろ?」とでも言いたげに土屋の愚痴は続く。
「大人になるって辛いな」
口では辛いと言いながら、その口調とそれを言う土屋の表情にはどこか優越感が滲んでいる。 「俺はお前らと違ってちゃんと結婚して、子どもには私学を受験させるほどの甲斐性があるんだよ」と言外に主張しているのだ。
俺はこいつのことは昔から苦手で、今日もできれば顔も合わせたくなかった。同窓会より子どものお受験を優先させてればよかったのに。
「ま、俺のところは夫婦上手くやれてるしぃ〜、子どもは幼稚園の時点で超優秀らしいしぃ〜? 順風満帆ってやつだ」
俺の内心をおそらく察してはいないのだろう。土屋は何事もなかったかのように明るく言い、自虐風の自慢話を始めた。こういうところが昔から同にも好きになれず、俺はできるだけ距離を取っていた。
「でさぁ、あの時マジで困ったわ〜、いや、今もまだまだ家族のことで困っててぇ……」
どうせ自慢話だろう。
俺は適当に聞き流しながらビールを飲み干していく。それから三十分も経ったかと思った頃、バタバタという足音と共に店の仕切りから誰かが顔を出した。
「ごめん、遅くなっちゃった」
その懐かしい声と共に顔を覗かせたのは和泉、同じくクラスメイトの女子だった。
「あっ、和泉じゃん!」
「もう! 一時間前から始まってるってのに!」
ただのクラスメイトではない。 俺個人としては特別と言って差し支えない。
「ごめんごめん。予想より仕事長引いちゃってさ……」
「佐々木君も先に飲み始めちゃってるよ。積もる話でもあるんでしょ?」
あまり親しくない、名前も忘れた元クラスメイトは俺に向かって目配せをした。
つまりはそういうことだ。
「久しぶりだねリョウ! 元気にしてる? あたしの顔覚えてる?」
「そりゃ覚えてるよ。初めて付き合った彼女の顔なんて忘れるわけないだろ」
和泉と俺は中学時代付き合っていた。
どちらから告白したかは覚えていない。中学生の時点で異性と恋人になっていた生徒などごくごく少数だった。当時の俺は彼女がいるという事実そのものが数少ない自慢できる要素だった。
俺が昔を思い出していると和泉はすでに隣に座り込んでビールの入ったコップを手に持っていた。相当喉が渇いていたらしく、並々と注がれた中身はあっという間に見えなくなる。
「ほんと懐かしいよね。昔の彼氏になんか同窓会でもなきゃ会うことなんてないし」
「そうだな。たまにはいいよな、こうして思い出話に花を咲かせるのも」
友達は少ない方だったけれどそこそこ楽しい中学生活だった。小山という気の合う友達もいたし、勉強も部活もそこそこ結果を出せたし、なかなか可愛い和泉という彼女もいたし。
などということを話していたら突然和泉は神妙な顔をした。
「……でも。みんながみんな楽しい学校生活を送ったかと言えば、そうともいえないんじゃない?」
ワントーン下がった和泉の声に、俺はすっかり記憶の彼方にあった出来事を思い出した。
楽しかったはずの思い出話が一気に暗くなってゆく。
「嫌なこと思い出させんなよ。もう終わった話だろ?」
「嫌なこと?」
それまで他の奴と話していた小山がひょっこりと会話に混ざる。
「ああ、そういえば小山君は知らなかったんだっけ?」
「おい……あんま掘り起こすなって」
俺はやんわり宥めようとしたが逆効果のようだ。小山はますます気になると言った様子で身を乗り出す。
「なになに? 何の話?」
嫌なことだと言っているのだから触れずに放置しておけばいいのに。俺の気持ちを置き去りに、二人の会話は続く。
「実は――」
和泉は肩越しに視線を向ける。
その先にいたのは「冴えない」という言葉がそのまま実態を持ったかのような野暮ったい男がいた。髪は伸びっぱなしでひげも同様、服も一体何年来ているのかと問いたくなるような襟が黒ずんだものを着ている。
「小倉?」
きょとんとした顔で小山は小声で呟く。俺もつられてそちらを見る。
当の小倉本人は俺たちが自分の話をしていると気づいた様子もなく、一人で黙々とビールを飲み干している。
「そういえば小倉って親しい奴誰かいたっけ? 俺が覚えてる限りではあいつが誰かと話してるの見たことないんだけど」
「あたしも知らない。……っていうか、小山ほんとに知らないの? 小倉って――」
「やめろよ」
本当に覚えていないらしい小山が知るのも気分が悪いだろう。
俺が慌てて和泉の言葉を遮った。
「……もう学生の頃には戻れないんだから。今更何を言ってもどうにもならないだろ」
どこかで自覚はしていた。これは和泉に対して言ってるんじゃない。自分を納得させるために言ってるんだ。
「そ、そうだよね……。ごめん!」
怪訝な顔をしていた小山だが、俺と和泉の様子から察したらしい。
バツの悪い表情で無言のままビールを飲み干す。
「時効だよ、時効」
そうだ時効だ。事件でもあるじゃないか。
だから、俺のしたことももう時効は迎えていて、俺のやったことはもうチャラだ。
「――絶対忘れないからな!」
ぎくりとして声のした方を振り返ると、そこには馬鹿笑いをした土屋が乱暴にグラスをテーブルに置く姿があった。
「やった方はすぐ忘れようが、やられた方は一生忘れないってホントだから!」
一体どんな話からそんな言葉が出てくるのかはわからない。
なのに俺の中の後ろ暗い部分を直接抉られたような気がして落ち着かなかった。
それから、俺の平凡な日常に暗い影が落ちた。
「――ん?」
異変に気付いたのはほんのわずかなことからだった。
朝。
目覚めた俺はかすかな違和感に気づいた。なんというか……なんとも形容しがたい悪臭がつんと鼻をついた。
「なんだ……げッ」
恐る恐る臭気の強い玄関に近づいて確認すると、そこには卵が散乱していた。部屋の外から大量にぶつけたせいでドア下の隙間から侵入してきたのだろう。
黄味の数からして数十個分はあるだろう。しかも相当な日数が経過済みのものだと一目でわかる濁った色をしている。
「クソっ!」
どこのどいつだよ。こんなくだらなくて効果絶大な嫌がらせなんてしやがったのは。
ぐっすり眠って疲れがとれた直後だってのに。なんで朝一で腐った卵の片づけなんかしなくちゃならないんだ。
「おい! なんだよこの臭い!」
案の定隣の部屋の住人が俺に怒鳴りつけた。
「あ、すみません……なぜか卵が――」
「ハァ? なんにもないのに卵ぶつけられるわけないだろ?」
隣の男は朝に弱いらしく、顔を合わせるたびに怒鳴られる。
「でも本当に心当たりなんてないんです」
俺はとにかくゴタゴタを避けたくてひたすらぺこぺこと頭を下げ続けた。それでも悪臭に巻き込まれたお隣さんの怒りは収まらない。
「んなもんしらねぇよ! 大方テメエが無自覚に恨み買ってたんだろ! どのみちお前が悪い」
止まない罵声にも、俺はひたすら頭を上下させることしかできなかった。
「朝っぱらから最悪な気分にさせやがって! こんのクソボケカスが!」
「ごめんなさい! ごめんなさい! ほんとごめんなさい!」
内心では「なんで俺がこんな目に遭わなきゃならないんだ」という怒りが湧き上がっていた。
そして災難はこれで終わらなかった。
思い出したくないので詳細は言わないものの、明らかに嫌がらせの域を超えた不審な出来事は俺の周囲に限定して続いた。
想像して欲しい。朝から晩まで仕事でごっそり生気を吸われ、クタクタになってやっとのことで仕事を終え、ようやく自分の時間だとホッと帰宅した途端、今度は心当たりのないわけのわからない迷惑行為の後始末をする羽目になる俺の気持ちを。
「……やっぱり今日も、か」
想像はしていても毎日必ずのようにやられると大の男でも大声を上げて泣きたくなる。
「なんで俺が……俺が何したっていうんだよ」
これじゃあまるでイジメじゃないか。
ドアにでかでかと書かれたらくがきを消しながら俺は思わずつぶやいた。
「……イジメ」
ここでようやく俺の脳裏に鮮烈に蘇る記憶があった。
卵の殻が散乱する机。小声なのにこだまのように響き渡る嘲笑の声。口元を歪めた底意地の悪い笑顔。
そしてその被害に遭っているのは――
「小倉……」
十数年経っても暗い表情を浮かべていたあいつ。
「ひょっとして……小倉の復讐……?」
いや待て。だとしたらおかしい。
確かに中学時代、そういうことはあった。けれど俺は小倉に直接加害行為は一切していない。
そりゃ、周りの空気もあったし……悪口に同調することはあった。でも俺はその程度だ。主犯の奴、土屋は目を覆いたくなるようなことも平然とやっていたし、他のクラスメイトもイヤな笑みを浮かべながら囃し立ててたじゃないか。それに比べれば俺なんて可愛いもんだろ。自発的に悪口は言ってないし、物理的に殴ったりもしてない。
「なのに、なんで俺?」
俺に落ち度があるとすれば先生に言わなかったことだ。
でもこれは仕方ないじゃないか。チクりなんて一番嫌われるやつだ。ちっぽけな正義感発揮して自分に被害が及んだら、それこそバカみたいじゃないか。
っていうか、悪いのは主犯の土屋なんだから仕返しするならあいつだけにやってくれ。
「なんで俺が……」
連続する被害に苛立ち怒りを覚え堪忍袋の緒が切れた俺は直接小倉に電話をかけていた。SNSを使わなかったのはアイツの番号なんか知らないから。
幸いというかなんというか、小倉は数コール後に電話に出た。
「はい。もしもし?」
「お前なんてことしてくれてんだよ! ふざけんな!」
俺は気づいた時には小倉を怒鳴りつけていた。
「は……?」
とぼけた口調の小倉に罵詈雑言を浴びせる。自分でも何を言っているのかわからなくなるほど、次から次へとこの数日間に溜め込んだ怒りをぶつける。
「通報してやる! 俺がどれだけ苦しんだか――」
「あのさ……」
「なんだよ!?」
ここまで言ってもいまいちピンと来ていないらしい小倉の声の調子にも苛立ちが募る。お前のせいで。
怒りが抑えられない俺は隙あらば罵倒しようと構える。
「さっきから何の話してんの?」
「アァ? だから、お前のしたことは――」
「だから、なんのことかわからないって言ってるんだよ」
少し強い口調で小倉は言い放った。
「心当たりがないのに迷惑行為をされてストレスが溜まってるんだよな?」
「ああ。俺は何もしてないのに。お前だろ?」
「違うって言ってるだろ。……それに」
心なしか小倉の声が低くなった気がする。
「俺だってお前に同じこと言ってやりたいけどな」
その口調は小さく淡々としているくせに、しまい込んでいた俺の古傷を抉った。
「……は……」
「昔、俺だって今のお前と同じこと思ってたけど? 俺は何もしてないのに、なんで毎日嫌がらせされるんだろうって」
「それは……だって」
これを言われては俺は何も言えなくなる。
「けど! 別に俺はお前に何もしてないよな?」
「俺からすればただ見てるだけで助けてくれないことも十分悪いけどな」
何もしないことを咎められても困る。
「それは……お前だって俺の立場になったら何もできないに決まってる。教師にチクったことがバレたら俺が大変なことになるんだから」
「お前だって俺の立場になったら、現に今は嫌がらせされる側なんだろ? 自分は他人が苦しんでても無関心のくせして、いざ自分事になった途端ぎゃーぎゃー騒ぎ出すって?」
「……仕方ないだろ」
誰だって自分が当事者にならない限り人のことなんてわからないんだから。いちいち他人に気を遣ってたら何もできないだろうが。俺はこう思いながらも、小倉の言葉のひとつひとつが重くのしかかってくるのを感じていた。
まるで過去の、古い思い出にゆっくり刺されているようだ。
小倉はわざとらしいため息をつく。
「お前みたいな奴ってさ、どこにでもいるよな。自分には関係ない、自分は悪くない、他人事だって無関心貫いて。それでいていざ自分事になると手のひら返しして騒ぎ出す」
「……」
「自覚ないだろうけど、そうやって無自覚のうちに恨みを買ってるんじゃないのか」
そんなわけないだろ。俺はお前みたいな絵に描いたような陰キャとは違う。
「……」
即座にそう思ったのに。俺はそれを言葉に出すことはできなかった。
マイナーなインディーズバンドが好きな陰キャ。
中学時代の俺はこの一言で説明できてしまう奴だったし、クラスの中心にいる陽キャからすれば俺も小倉も等しく陰キャに見えていただろう。ほんの少し状況が違っていたら、いじめられていたのは目の前の小倉じゃなくて俺だった。俺はただ運が良くてターゲットにならなかっただけだ。
「お前も俺も同類だろ? なのに、よくそんな風に自分には関係ないって態度取れたよな」
「それは……」
「ま、俺も今のお前に同じ言葉を返すわ。『俺には関係ないから』。じゃあな」
「……えっ――」
言うが早いが小倉は勢いよくドアを閉めてしまった。
「……」
咄嗟に伸ばした腕をしまうタイミングを逸した俺はしばし立ちすくむ。
小倉の主張は確かに一理ある。でも今更そんなこと言われても困る。
そりゃ、多感な思春期にイジメ被害に遭ったのは同情するが、なら自分で対策を考えるなり親に相談するなりすればよかったじゃないか。大人になってから無関係の俺に当たられても困る。
「……どうしろってんだよ」
俺はてっきり小倉の奴が昔の恨みを爆発させて陰湿な嫌がらせをしてきたとばかり思っていたのに。
今更になって俺じゃないとか言われても困る。
「……」
そこへ静かな足音が聞こえてきた。コツ、コツ、という感じの小さなものだ。
「佐々木君」
てっきり通行人の足音かと思ったのに、はっきりと俺の名を呼んだ。
そしてそれは聞き覚えのあるもので、つい笑いかけそうになった。
「ああ、もしかして――」
俺は何も考えなかった。
馴染みのある声。ということは俺と親しい相手ということになる。だが俺は元々交友関係が広くはなく、おまけに親しくもない小倉の自宅前にいる。この状況で俺の居場所がわかる相手。小倉の家に来る事情がわからなければ相手もここになど来ないだろう。そしてそれは嫌がらせの犯人ならばおそらく知っているだろう。
この条件に当てはまる相手は多くはない。なのに俺は警戒せず反射的に振り返ってしまった。
身体の内側からあたたかい何かがあふれ出した気がした。
「……なんで?」
腹部に強烈な痛みを感じながら、俺はいつものように相手の名を呼んだ。
「いず、み……」
彼女は血走った眼で大粒の涙をあふれさせていた。口元は笑っているようにも見える。
「佐々木君、やっぱりあたしのことなんて全然考えてくれないよね」
「ちょ……意味がわから、な……」
「中学の卒業式で言ったこと覚えてる? 『俺の顔を見たら君は傷つくだろうから、二度と顔を見せないよ』って。そう言ったじゃない」
意識が遠のいてきた。
そういえば、そういうこともあった気がする。けどなかった気もする。中学の卒業式で覚えているのは小山と別れを惜しんだことばかりで和泉と話をしたことすら記憶にない。
俺にとって和泉は特別な異性というわけではなく、ただ彼女がいるという優越感を味わいたかったから付き合っただけだったという事実だけはよく覚えている。別に誰でもよかったんだ。
「最低……」
それなりに楽しかったこともあった気がする。けど一緒にいて疲れることの方が多かった。どうでもいい、興味のない話ばかりぺらぺら喋る和泉にはずっと辟易していたんだ。告白は俺から、別れ話も俺からだった。すっかり忘れていた。どうでもよかったから。
ひょっとして、俺のこういうところが彼女を傷つけていたのかもしれない。思い入れのある思い出がないことがこの結末の原因だったのかもしれない。
「あ、あぁ……」
最後になにか、思い出に残るような深いことを言い残したかった。なのに口から出るのは吐血だけ。
俺は何も言い残せないままに意識が遠くなるのを感じていた。
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